2015.12.21 00:00 更新
サンコーレアモノショップ秋葉原総本店の店長にして、アキバのあちこちと繋がるアキバブロードキャスターなササキチがお送りする「アキバガジェット」。今回は、ゲーセンのアーケードゲームが自宅でそのまま遊べちゃう、ゲーム基板がズラリな基板屋さん「トライ」に潜入だ。自分には敷居が高いかも・・・と思っていたゲーム基板の世界、ちょいと覗いてみようじゃないですか。
どうもこんにちは!ゲーム大好き、若かりし頃は毎日ゲーセンに入り浸っていたササキチです(笑)。今回のアキバガジェットは、カフェユーロさんの2Fに実店舗を構える「トライ」さんにやってきました。千葉での創業から数えると、今年で25周年という老舗の基板屋さん。アキバのゲーマーにとっては、ゲーセンの「トライアミューズメントタワー」の運営でもお馴染みですね。早速ビルの2Fにお邪魔すると・・・中には緑色のプチに包まれたゲーム基板がズラリ!ちょっと敷居が高そうだなぁ、と遠慮していた方は必見。一緒にゲーム基板の世界に足を踏み入れちゃいましょう。
1Fにカフェユーロがあるビルの2F、今回ササキチがお邪魔するゲーム基板の「トライ」はココにあります。「トライアミューズメントタワー」の運営でも知られている同社、実は1Fのカフェもここの運営だったりします | |
それはさて置き、2Fのドアを開けて奥に進むと・・・バルク状態のゲーム基板が並んだ店内に。古きよきアキバな雰囲気が漂う、ゲームマニア御用達の老舗です |
そもそもゲーム基板って何?という方は、ゲーセンのアーケード筐体を思い浮かべてください。その中に入ってるのがこのゲーム基板、タイトルによって違う基板が入ってるんです。そこでまずこの基板をゲットして、いくつか機材を揃えれば・・・なんとゲーセンそのままのクオリティでアーケードゲームがプレイできるんですよ!アーケードゲームにハマった経験のある人には、夢のような環境がお家で作れちゃうワケですね。
まずはこれがないと始まらない、アーケード筐体に入っているゲーム基板はこちら。これがあればアーケードのクオリティそのままでゲームプレイが可能、でもどうやってお家でプレイするのかな? | |
同店では、特にシューティングやベルトスクロールアクション(ファイナルファイト系)の基板が人気だとか。ただし売り切れの場合もあるので、まずはHPで公開されている価格表をチェック。電話で問い合わせてから来店がベターだ |
ちなみにアーケードタイトルもコンシューマ向けに移植されたりしますが、基本ゲーセンで遊べるゲームは別物。そもそもコンシューマ向けとはゲームバランスが違うし、ある時期の筐体だけで使える“バグ技”もあったり・・・アーケード版でも、「魔界村」の新verと旧Verでバランスが違うのは有名な話ですね。そうしたアーケードならではの楽しみがそのまま味わえる、そんな世界なんですよ。音も基板の音源チップから直に出てますからね、とにかく“本物”にどっぷり浸りたい人にオススメです。
どうやってお家でプレイするのか、それはこの「コントロールボックス」を使うのです。スティックやボタンをまとめたパネル、コンバーター、電源を内蔵した必須ツール。ちなみにコレは、コスパ良好な定番モデル「雷神」シリーズのボックスです |
でもいざアーケードゲームをやろうと思っても、あんな筐体そのものは普通買えませんよね。置く場所もないし、重さで床が抜けちゃいますよ(笑)。そこでゲーム基板と一緒に買うのが、この「コントロールボックス」!要はアーケード筐体の機能をワンボックスにした機材で、これとゲーム基板をハーネスで繋げば準備OK!あとは普通のテレビやディスプレイに出力できます。いわゆるRGBモニターを用意しなくても、ある程度当たり前の環境で遊べるってワケですね。
それでいざゲーム基板を始めようと思ったら、コントロールボックスは約3.7万円(JAMMAハーネス付き)、ゲーム基板は1,000円から買えるので、だいたい4万円くらいからでしょうか。ただし基板はタイトルによっては数十万円する物もあるらしいので・・・それなりの覚悟と情熱が必要になるでしょう(笑)。でもココで売ってる基板は全部動作確認・メンテナンス済みなので、買う時も安心。かつてゲーセンでアーケードゲームに熱中した方は、移植では味わえない“本物”をゲーム基板の世界で体感しましょう!
ちなみにトライさんでは、25日のクリスマスに次の価格表更新を予定してるそうです。「特にセール予定はない」といいながら、店頭限定の出物もあるとかないとか・・・気になる方はお店に足を運んでみましょう!
ゲーム基板ならおまかせな「トライ」は、11:00~19:00までの営業。ただし早めに閉店する場合もあるので、その際は1Fのカフェユーロに問い合わせよう。そしてクリスマスに予定されているという、店頭限定の出物も要チェック!? |
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社トライ: http://www.try-inc.co.jp/
コアレアちゃんねる(ササキチ): http://ch.nicovideo.jp/akiba