2016.01.17 11:13 更新
2016.01.17 取材
GIGABYTE TECHNOLOGY(本社:台湾)は2016年1月16日、e-sports SQARE秋葉原にてグラフィックスカード「XTREME GAMING」シリーズのメディア向け解説イベントを開催。2016年半ばまでに展開が予定されるシリーズ新ラインナップも紹介されたので、その模様をお伝えしよう。
「XTREME GAMING」シリーズは、昨年11月より国内販売が開始されたGIGABYTE製グラフィックスカードの新ブランド。オーバークロックによるパフォーマンス向上のため、すべてのモデルに「GPU Gauntlet」で選別したチップのみを採用。冷却システムには、トリプルファン構成の「WINDFORCE 3X」または、水冷システム「WATERFORCE」を組み合わせることで、クラス最高レベルのチューニングが施されている。
GeForce GTX 980 Ti搭載の「WINDFORCE 3X」モデル「GV-N98TXTREME-6GD」 | |
同じくGeForce GTX 980 Ti搭載の「WATERFORCE」モデル「GV-N98TXTREME W-6GD」 |
イベントで解説を担当したGIGABYTE本社のSharon Kao氏は「GIGABYTEはゲーマーのニーズを満たすプロダクトを常に準備する」とコメント。今後も革新的なハードウェアを提供するため、絶えず限界へ挑戦し続けることによりゲーマーの信頼を得ていきたいと力強く語った。
台湾・GIGABYTE本社から来日したSharon Kao氏(Marketing Dept.) |
ちなみにエルミタでは、GeForce GTX 980 Tiを搭載する「XTREME GAMING」シリーズのフラグシップモデル「GV-N98TXTREME-6GD」のレビューを掲載済み。詳細についてはそちらを是非ご一読頂きたい。
「XTREME GAMING」シリーズの特長紹介で改めてピックアップしておきたいのが、基板の保護機能「XTREME Protection」だ。故障の原因になりやすい湿気・ホコリ・腐食から基板および搭載コンポーネントを守るというものだが「航空宇宙級のコーティングを使用」(Sharon Kao氏)しているという。
「航空宇宙級のコーティング」により基板をガード。液漏れだけではなく、ホコリにも強い |
例として、水冷ユニットからの液漏れにより基板上にクーラント液が落ちる動画が紹介されたが、それでもグラフィックスカードは正常に動作。とはいえ「XTREME GAMING」シリーズの製品は、基板をたわみから保護するメタル製バックプレート「Metal back plate」が装着済み。よってクーラント液が基板に直接かかる事は無いと思われるが、耐久性を証明する一例としてはそれなりにインパクトがあった。
漏れたクーラント液がグラフィックスカードに落ちても、「航空宇宙級のコーティング」により動作を続ける事をアピール |
現在はグラフィックスカードのみで展開される「XTREME GAMING」シリーズだが、今後はマウスやキーボードといったゲーミングデバイスや電源ユニット、さらにはPCケースまでラインナップが拡充されるという。詳細については「COMPUTEX TAIPEI 2016」が開催される5月までには決まるとの事で、現在さまざまなプロジェクトが動いているそうだ。
今後拡大することが予告された「XTREME GAMING」シリーズのラインナップ。5月の「COMPUTEX TAIPEI 2016」開催が待たれる |
会場には「XTREME GAMING」シリーズのゲーミングデバイス第1弾製品として、光学式マウス「XM300 Mouse XTREME」が持ち込まれた。
人間工学に基づいたデザインを採用する右手用マウスは、最大解像度6,400dpiとされ、50dpi刻みで設定可能。RGB対応のLEDイルミネーションは1,680万色からのカスタマイズや、任意で発光パターンも変更できる。
「XM300 Mouse XTREME」 | |
搭載するセンサーは光学式で最大トラッキング速度は200IPS。dpi変更ボタンや設定が視認できるインジケーターを備える | |
パッケージも完成し、日本でのデビューは3月頃を予定。価格は代理店担当者と鋭意調整中とのこと |
メディア向け解説セッションの後は、一般来場者向けセッションがスタート。エヌビディアジャパン高橋氏による「NVIDIA最新情報アップデート」のほか、今回のイベントのために来日したGIGABYTE専属契約のLoL女性ゲーマーMita氏とe-Sports SQUARE店長の本田氏によるエキシビションマッチも開催された。
文: GDM編集部 Tawashi
GIGABYTE TECHNOLOGY: http://www.gigabyte.com/
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