2016.01.26 00:15 更新
2016.01.26 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで40台以上を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回登場するのは、FREETELから今月に発売された、Windows 10 Mobileスマートフォンの新定番「KATANA 02」だ。とにかくコスパの良さはダントツ、今Windows 10 Mobileで遊ぶならコレで決まり?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回はFREETELのWindows 10 Mobileスマホ「KATANA 02」を持ってきました。他にも選択肢がいくつかあるWindows 10スマホですが、正直コスパ面ではコレが最強だと思います。いわゆる格安スマホにありがちなチープさは一切ないですし、スペックもほどよいミドルレンジでお値段税抜19,800円!何やら先に登場したモデルたちが、一気に過去のものになった気がします。
国内でも続々と発売されている、話題のWindows 10 Mobileスマホから新定番モデルの「KATANA 02」が登場。Microsoft本家のハイエンドモデルも持ってるけど、価格以上の完成度にはマニアも感激!つい買ってしまいました |
まずスペックの話をすると、メモリを2GB積んでいるのはスゴく嬉しい。これまでWindowsスマホ系は、Nokiaの「Lumia」シリーズ含めあれこれ使ってきましたが、メモリが1GBか2GBかでは動作に雲泥の差がありました。ストレージもこの価格帯なら8GBでも仕方ないところ、倍の16GBと底上げされています。さらに背面カバーもヘアライン仕上げでカッコいい。それが2万円チョイで買えちゃうワケですから、もう素晴らしいの一言ですよ。格安スマホでここまでの完成度というのは、Android含めちょっと記憶にないですね。
そしてWindows 10 Mobile自体が、スマホ向けOSとしてよく改良されています。アイコン自体はPCと同じなので、Windows 10に親しんでる方は馴染みやすい。さらにAndroidとかiOSではもう当たり前ですが、ドロワーの設定項目も増えてグッと使いやすくなりました。Windows Phone時代は日本の地図が実装されてなかったり、はたまた比較的最近までマルチタスクに対応してなかったり・・・そういった不要な苦労がないんです。
ちなみになぜか本家のWindows 10 Mobileスマホ(「Lumia 950」とかです)にはバグが多かったりするんですが、コレにはそういった要素もなし。よくチューニングされているのか、動作が安定していてストレスなく使えますよ。
ただそもそもの話として、Windows 10 Mobileが普通のスマホとして使えるかというと、まだ難ありな気がします。何よりアプリの数が圧倒的に少ない!LINEを筆頭に標準のSNS系アプリこそ揃ってるんですが、MAPはあってもストリートビューができなかったり、電子書籍が読めなかったり・・・何かをやろうとすると、途端に不自由を感じるシーンが増えてくるんです。もちろんそうなれば「どうにかして出来ないか」と探すモチベーションになるので、マニア的にはご褒美ですけど(笑)。
ちなみに今後Microsoftは、PC用(32bit版)のストアとWindows 10 Mobileストアを統合する方針のようなので、それが実現すればアプリ不足はかなり改善されそうです。いつの日か、MacとiPhoneみたいな楽しい連携ができるようになるかもしれませんね。
何かやろうとすると、出来ないことの多さに気付かされるWindows 10 Mobileの現状。ただしマニアにとっては、それは開拓のモチベーションになるようです |
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/