2016.02.06 17:10 更新
2016.02.06 取材
なんと高さ878mmの超大型PCケース、Thermaltake「Core WP100」のサンプルが、TSUKUMO eX.に登場。プロトタイプと思いきや、3月より販売の予定アリというから驚きだ。
Thermaltakeの「Super Tower Chassis」にカテゴライズされる超大型PCケース「Core WP100」(型番:CA-1F3-00F1WN-00)の実機サンプルが、週末TSUKUMO eX.に入荷した。
国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)が持ち込んだサンプルは「CES 2016」で披露されたフルモジュラーデザインのXL-ATX対応モデル。外形寸法は幅310mm、奥行き678mm、高さ878mmなり、重量はなんと31.3kgになるスーパーヘビー級PCケースだ。
どうにもならない圧倒的な規格外。ベテランスタッフ佐藤さんが小さく見える |
ワークステーション用途に最適化されたという「Core WP100」は、5.25インチオープンベイが全3段、2.5 / 3.5インチ共用シャドウベイが6+4段を装備。拡張スロットは全10段構えで、いかなるハイエンド構成にも対応してしまう。
さらに規格外なのは、各パーツの有効スペース。CPUクーラーは高さ200mmまで、グラフィックスカードは最大で奥行き635mmまでサポートするというから、まさになんでもアリだ。
何もかもが規格外ながら、電源ユニットは奥行き最大220mmに留まる点は可愛らしい |
そして圧巻なのは、冷却機構。構わず羅列すると、フロント120 / 140mm×3、リア120 / 140mm×1、トップ120 / 140mm×4または200mm×3、ボトム120 / 140mm×3、左側面120 / 140mm×4、右側面120 / 140mm×12または200mm×6。ラジエターはフロント最大420mm×1、リア最大140mm×1、トップ最大600mm×1、ボトム280mm×1、左側面最大560mm×1、右側面最大560mm×1とされ、自作PC史上最強の冷却システムが構築できる。
Cooler Master「COSMOS II」「CM 690 III」と並べると、その巨大ぶりがよく分かる |
圧倒されっぱなしの「Core WP100」だが、しばらくの間、TSUKUMO eX.で展示予定。発売は3月になる見込みで、現時点販売価格は未定とされている。国内販売アナウンスを待とう。
日本以外では販売が開始されており、直販サイトでは439.99ドルとされている |
文: Tawashi / 松枝 清顕
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
Thermaltake: http://www.thermaltake.com/