2016.02.29 00:00 更新
2016.02.29 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、TSUKUMO eX.のベテランスタッフS氏が長年愛用する名機「RESERATOR 1」。古参の自作派にとっては思い出深い、ZALMANが手掛けたオールインワン水冷ユニットの大ヒット作だ。
発売されたのが2004年ですか。すぐに購入したので、かれこれ12年近く使っている計算になります。今でも元気に現役バリバリで稼働中です。AMD派の私は、メインマシンのCPUも当然AMD。現在は「FX-6200」を搭載し、冷却に「RESERATOR 1」を使用しています。
別名“青い巨塔”として話題となった「RESERATOR 1」。高さ592mmの巨大な筒型のアルミ製ラジエーターがインパクト大。鮮やかなブルーはPC横のドレスアップアイテムとしても人気だった |
TDP125Wと非常に熱い「FX-6200」ですが、「RESERATOR 1」がしっかりと冷却。普段からエアコンは使わないのですが、先日、室温10℃の寒い日に温度をモニタリングしてみました。すると、アイドル時が10℃。FFベンチを数回走らせた直後で21℃でした。夏場の暑い時に負荷をかけても41℃くらいが最高でしたので、非常に優秀な水冷クーラーです。
タンク、ポンプ、ラジエータは一体型。筒型ボディはアルミフィンでぐるりと囲まれている |
しかも、購入してからメンテナンスしたのは1度だけ。5年くらい前にちょうど合いそうなEHEIMの小型ポンプを見つけたので換装。同時に冷却水もaqua computer製に交換しました。タンク容量は2.5リットルですが、ほとんど減っていませんでした。水量だけは数カ月に1度くらいチェックするのですが、やはりほとんど減っていないようです。
こちらも気になるZALMANのアルミ製ケース「Fatal1ty FC-ZE1」。アクリルウィンドウを備えたサイドパネルはワンタッチで開閉。2006年9月発売の製品だが、「RESERATOR 1」同様に古さは感じさせない | |
「FX-6200」の前は「Phenom II」シリーズを使用していたという根っからのAMD党。水冷ヘッドはaqua computerに交換している |
今後も使い続けるのは間違いないですね。水冷ヘッドさえ交換すれば最新CPUでも使えます。なにより、このデザインが最高に気に入っているので、他のクーラーに変える理由がないんです。ZALMANもここ最近はなにやら大変そうですが、今でも店頭にあったら大ヒットすると思うんですけど。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
ZALMAN: http://www.zalman.com/jpn/main.php