2016.02.29 00:01 更新
2016.02.29 取材
アキバのあちこちと繋がる、アキバブロードキャスターのササキチがお送りする「アキバガジェット」。今回は、誰でも一度は遊んだことがあっても、意外に知らないことも多い“ヨーヨー”の魅力を専門店の「スピンギア AKIBA店」で堪能します。かつてハイパーヨーヨーにハマった世代はもちろん、挫折した人もここで新しい楽しさに出会えるかも?
皆さん、ヨーヨーで遊んだことはありますか?かくいうササキチの子供の頃は、コーラのおまけでヨーヨーがもらえたりして、当時は夢中で遊んでいました。もっともオレは不器用だったので、なかなかうまく回せなかったんですけどね(笑)。ハイパーヨーヨーブームの時も、憧れの視線で見つめていたのを思い出しますよ。そんな今回は、AKIBAカルチャーズZONEの3階にあるヨーヨー専門店の「スピンギア」さんにお邪魔します。世界チャンピオンのヨーヨーマスターTAKAさんがプロデュースするお店で、ヨーヨー好きが東京に来たら必ず立ち寄る場所ですね。久しぶりにヨーヨーと再会するオレと一緒に、イマドキなヨーヨーの世界を覗いてみましょう!
お店の中には、ヨーヨーだけでなんと480種類以上!世界中からいろいろなブランドの、いろいろなタイプのヨーヨーが集められてるんです。我々が遊んだことがあるヨーヨーはオールラウンド型というそうですが、ストリングプレイ向けのバタフライ型もズラリ。そもそもヨーヨーがご無沙汰なササキチとしては、ヨーヨーがひも(ストリング)から離れるっていうだけで新鮮な気がします。やりたいトリックに合わせて最適なタイプがあって、そこからさらに自分にピッタリなモデルをガッツリ選べちゃうってワケですね。
ヨーヨーだけでも480種類と、圧倒的な品揃えが魅力。ダンカンやヨメガ、ヨーヨーファクトリーといった主要ブランドをはじめ、世界中からいろいろなブランドのモデルが集められている | |
ダンカンは85年以上の歴史をもつという圧倒的な老舗メーカー。さらに一般的なプラスチック製のヨーヨーだけでなく、金属製のモデルも選ぶことができる。金属製は引いても戻らない仕様のため、中上級者向けらしい |
それに素材の進歩もスゴイ!普通のプラスチックだけじゃなく、見た目もカッコいい金属製のタイプがいっぱいあるんですよ。もっとも一口に金属といっても色いろあって、中には6万円以上する総チタン製の高級モデルも!1分間に10,000rpm以上も回転するヨーヨーの世界だと、回転が減りにくくてボディを薄くできるチタン製は人気があるんですって。さらに複数の金属を組み合わせた“バイメタル”なんて仕様のモデルもあったりと、もうオレの知ってるヨーヨーじゃない(笑)。
ハードコアな上級者になると、ボディはもとよりベアリングやパッドもカスタムしちゃうらしく、このお店ではそうしたカスタムパーツも買えちゃいます。ヨーヨーって、実はものスゴく奥が深い道具だったんですね・・・。
もっともここまで話を聞いていると、もはやヨーヨーをよく知らない初心者の方は震え上がっているかもしれません(笑)。でもお店には1,000円あれば買えちゃう初心者向けのモデルから揃っているので、初めてでも安心!ハイパーヨーヨー世代な“復帰組”の人向けには、“ファイヤーボール”とか“ブレイン”とか、当時憧れだったモデルがほぼ同じ仕様で売っています。しかも当時は子供の小遣いじゃちょっと手がでない金額だったところ、結構お手頃なお値段になってるんですね。ひもが切れて「もう遊べないよ~」って泣いていた、昔のオレに渡してあげたいですよ(笑)。
それと昔うまく回せなくて挫折した人も、最近は事情が違います。今はネットの知識も参考にできるし、Youtubeに動画もいっぱい上がってるので、TAKAさんいわく「ちゃんと道具を揃えて練習すれば、誰でもやれるようになる」んですよ。この手の“スキルトイ”は大人も子供も同じ目線でガチ勝負できますし、トリックをカッコよく決めれば誰でもヒーロー!むしろ昔ダメだった人は、ここぞとばかりにガッツリと“大人買い”して、かつての憧れを実現させちゃいましょう(笑)。
子供時代はダメだったけど、今ならネット(と財力)を駆使してうまくなれるかも?ひとまずササキチは980円の初心者向け「Step 1」から始めてみます |
文: GDM編集部 絵踏 一
スピンギア AKIBA店: http://spingear.jp/