2016.03.07 09:20 更新
2016.03.07 取材
オリオスペックで、殻割り専用アイテム「Skylake Twister」が展示中だ。その名の通り、Skylakeこと第6世代Intel製CPUを本体にセットし“Twister”すると殻割りが完了するという、なんとも強引かつユニークなアイテム。ただし非売品で、水冷パーツで知られるaqua computerが用意したデータを使って、3Dプリンターで製作する事ができる。
Skylakeの殻割りに挑戦したいが、失敗するのが心配という人にとって興味深いアイテムが登場。「Skylake Twister」は、CPUをセットする台座にあたるパーツと、CPUにかぶせるパーツで構成される殻割り専用アイテムだ。
オリオスペックで製作した「Skylake Twister」のトップパーツ。完成まで約12時間ほどを要したという。現在はCPUをセットする台座部分を鋭意製作中 |
CPUセット後、ボトム / トップパーツをロック。側面に用意された穴にドライバーを差し込み、グルリとTwister(ひねる)すると殻割りできるという。もちろん殻割り行為に保証はなく完全な自己責任となるが、鋭利なカードやカッターなどで恐る恐る挑戦していた人にとっては、是非とも試してみたいアイテムだ。
側面に用意されたドライバー差し込み口。CPUをセットしたボトム / トップパーツをロック後に、ドライバーを持って強引にひねる仕組み。ヒートスプレッダと基板を接着しているシールド材をにねじ切るイメージだ |
「Skylake Twister」は、aqua computerのウェブサイトで公開されている3Dモデルデータ(STL)を使用して製作するもので、いわば非売品となり、店舗で購入する事はできない。なおオリオスペックでは現在「殻割り希望の人柱さん募集中」。
ちなみに、aqua computerでは殻割りしたSkylakeのコア欠けを防止するスペーサー「Spacer for Intel Skylake CPUs」を販売中。殻割り後は、安心して(?)使用する事ができる。
いわゆる“殻割り”状態のSkylakeに対応するスペーサー「Spacer for Intel Skylake CPUs」。国内では未発売だが、直販売価6.99ユーロで販売中 |
文: GDM編集部 Tawashi
オリオスペック: https://www.gdm.or.jp/shop/olio/
aqua computer: http://forum.aquacomputer.de/