2016.03.12 09:00 更新
2016.03.12 取材
エルミタ的速攻撮って出しレビューでも好評掲載中のCORSAIR製ミドルタワーPCケース 「Carbide Series Quiet 400」シリーズの販売がスタートした。静音性を高める高密度遮音素材による二層構造を採用したモデルで、サンプルを見たアキバスタッフからも「これはいいケース」との声が多数。本日より販売がスタートする。
発売されたのは、静音志向「Carbide Series Quiet 400Q」(以下「400Q」)と高冷却志向「Carbide Series Quiet 400C」(以下「400C」)の2モデル。
「400Q」は、両サイドパネルおよびフロントパネル裏面に、高密度遮音素材による二層構造を採用。「静音」をキーワードに国内市場でも人気を集めそうなモデルに仕上がっている。
通常のシャドウベイエリアを排除した「Direct Airflow Path」設計を採用。フロント吸気からリア排気まで、風の流れを遮るものが無く、エアフローを飛躍的に向上させている | |
高密度遮音材による「二層構造」を採用したパネル。非常に重量もあり叩くとこもったような音。遮音性は高い |
トップパネル部には高密度遮音材が貼り付けられたマグネット固定のサイレントカバーを装着。構成パーツから発せられる駆動音を内部に閉じ込める。
トップパネル部のサイレントカバー。マグネット固定のため、取り外しは簡単にできる | |
マザーボードトレイ背面エリア。3台分の2.5インチ専用シャドウベイを備えている | |
最大240mmサイズラジエターが装着可能なトップ部 | 本体底面。電源ユニット搭載エリアにはスライド着脱式防塵フィルタを装備 |
「400C」は、左サイドパネルに内部が視認できる大型パノラマウィンドウを装備。ワンタッチで開閉が可能で、メンテナンス性に優れた作りが特長。またトップパネル部はマグネットフィルタを装備し、常時高い通気性を確保するなど冷却重視の設計だ。
左サイドパネルをアクリルウインドウ仕様にした「400C」 | |
ケースリアのヒンジを軸に大きく開閉するパノラマウィンドウパネル。垂直方向にサイドパネルを持ち上げれば、そのまま取り外すこともできる |
両者共通で、ドライブベイレイアウトは、2.5 / 3.5インチ共用シャドウベイ×2、2.5インチ専用シャドウベイ×3を装備。前者はケージタイプでユニットはシャーシ底面に固定。同一フロアに設置される電源ユニットと共に、通常は「熱源分離構造」によるプラスチック製カバーに覆われる。
「400C」のトップパネル部はマグネットフィルタを装備 |
冷却ファンは、フロント120mm×3または140mm×2が搭載可能(標準で140mm×1搭載済み)。最大360mmサイズラジエターに対応。トップ部は120mmまたは140mm×2で、最大240mmサイズラジエターに対応。リアは120mm×1で、排気方向に標準でファンを搭載。120mmサイズラジエターが搭載できる。
2.5 / 3.5インチ共用シャドウベイ×2と電源ユニットは「熱源分離構造」によるプラスチック製カバーに覆われている。手回しネジにより取り外しが可能 |
外形寸法W215×D495×H525mm、重量約7kg。対応フォームファクタはE-ATX(12″×10.6″)、ATX、MicroATX、Mini-ITX。各有効スペースは、グラフィックスカードが最大370mm、CPUクーラーが最大170mm、電源ユニットが最大200mmまで。製品保証は2年間。
両モデルともにパソコンショップアークやツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.で販売中だ。
サンプルを触ったアキバスタッフの反応は総じて高い。もう少し価格がこなれてくれば「かなり売れそう」と語るスタッフも |
詳細についてはエルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.477「これで全てが分かる。 CORSAIR「Carbide Series Quiet 400Q」徹底解説」を参照のこと。
文: GDM編集部 Tawashi
CORSAIR: http://www.corsair.com/
株式会社アスク: http://www.ask-corp.jp/
株式会社リンクスインターナショナル: https://www.links.co.jp/