Godavariコア採用の2モデルが発売開始

「A10-7890K」は、昨年5月に発売が開始された「A10-7870K」の上位モデルにあたり、ベースクロックは3.90GHzから4.10GHzに、TurboCoreクロックは4.1GHzから4.30GHzへといずれも200Hz向上。演算処理性能は1.02TFLOPSとされ、これまでリリースされたAPUの中で最も高性能なモデルとされる。

「A10-7890K」のリテールパッケージ。「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」のダウンロードクーポンが付く
定格で4GHzに到達したAMD史上最速のAPU「A10-7890K」

基本スペックは、対応Socket FM2+、コンピュートユニット数がCPU 4基、GPU 8基（Radeon R7）の計12基、GPUコアクロックは866MHz、L2キャッシュ4MB、メモリはDDR3-2133MHzに対応し、TDPは95W。製品には2月3日に発表された高性能静音クーラー「Wraith Cooler」が付属。なお、一部ショップでは「Wraith CoolerがMini-ITXフォームファクタのマザーボードで干渉する場合がある」としている。

価格は税込約2万円ほど。Mini-ITXベースで利用を考えている人は「Wraith Cooler」の取り扱いに注意したい

同時発売の下位モデル「A6-7470K」は、ローエンド初のGodavariコア採用モデル。Kaveri採用の「A6-7400K」の上位モデルにあたる製品だ。ベースクロックは3.7GHz、TurboCoreクロックは4.0GHzで、GPUにはコアクロック800MHzのRadeon R5を採用する。

Godavariコア採用の下位モデル「A6-7470K」
TurboCoreクロックは4.0GHzでTDPは65W

いずれも今日から販売しているのは、パソコンショップアークやBUY MORE秋葉原本店、ツクモパソコン本店、ツクモDOS/Vパソコン館、TSUKUMO eX.など。

パソコンショップアークのAMD価格表（Socket FM2 / FM2+）

文： GDM編集部 Tawashi
AMD： http://www.amd.com/