2016.03.23 00:00 更新
2016.03.23 取材
本日のコレオシは、TSUKUMO eX.6階フロアのスタッフ石井さんが大絶賛のアイテム、SilverStone「PP08」をご紹介。Mini-ITX対応の小型ケースを使うという人は必見。知らなきゃ損する、自作派なら是非押さえておきたい小物アイテムだ。
オリオスペックさんで取り扱いが決まったという記事を読んで、正直やられたと思いましたね。なぜ今までなかったのかと思った製品でした。もちろん、その後すぐに当店でも取り扱いをスタート。キューブ型のMini-ITX対応ケースを使うお客さんには特にオススメしています。
SFX電源ユニットをATX電源化できるオフセット仕様の変換ブラケット「PP08」。Mini-ITX対応の小型ケースを使う自作シーンで活躍する |
簡単に説明しておくと、「PP08」はSFX電源ユニットをATX電源化できる変換ブラケット。従来のブラケットと異なり、SFX電源ユニットの取り付け位置が10mmオフセットされており、CPUクーラー搭載スペースが拡張できるというものです。特にCube型Mini-ITXケースのようなCPUクーラー直上に電源ユニットが搭載される設計のPCケースで威力を発揮してくれます。
SilverStone製のSFX電源を取り付けた搭載例。Cube型Mini-ITXケースのような、内部容量の限られた場合の「+10mm」はCPUクーラーの選択肢を一気に広げてくれる |
具体的な例を挙げましょう。SilverStoneのMini-ITX対応Cube型PCケース「SG13」シリーズにATX電源ユニットを搭載すると、CPUクーラーは全高61mmまでしか対応しません。サイズのCPUクーラー「Shuriken(手裏剣リビジョンBB)」(型番:SCSK-1100)はロープロファイル設計ですが高さは64mm。このままではギリギリ使えない計算ですが、「PP08」とSFX電源ユニットを使えば、+10mmの余裕が生まれ搭載できるワケです。
ロングセラーとなっているサイズ「Shuriken(手裏剣リビジョンBB)」(税抜2,980円)。小型ケース用のCPUクーラーとして定番の製品ながら、使えない場合も少なくない。そんな時は「PP08」の出番 |
さらに、コンパクトサイズのSFX電源を導入することで、ケース内部のエアフローが改善されるという利点もあり、自作PCご相談カウンター担当の自分としても、普段から非常に重宝しています。小型ケース利用時に電源ユニットとCPUクーラーの干渉に悩むという人は、マストで導入するべきアイテムでしょう。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
SilverStone: http://www.silverstonetek.com/