初回入荷分は即完売。次回以降も当面は予約受付分のみ

開発キットが同梱された「NVIDIA Jetson TX1 Developer Kit」の国内発売がいよいよスタート

MaxwellアーキテクチャのGPUコアを256基内蔵し、クレジットカードと同等サイズながら1TFLOPSの演算処理性能を実現した、NVIDIA「Jetson TX1」の販売が本日よりオリオスペックにて開始された。初回の入荷量は少量で予約受付分にて完売。次回以降も当面の間は同様の状況が続くとしており、担当者によれば購入を検討しているならすぐに予約して欲しいとのこと。

ショップスタッフが測定したところ、付属のI/O基板のサイズは実測170×170mm。ネジ穴位置もMini-ITXと同じということで、Mini-ITXケースに収納できそうだ

ちなみに今回販売が開始されたのは、I/Oボードを始めとした開発キットが付属する「NVIDIA Jetson TX1 Developer Kit」。スペックをおさらいしておくと、CPUコアは64bit ARM A57、メモリはLPDDR4 4GB（帯域幅25.6GB/s）で、ストレージは16GB eMMCを搭載。インターフェイスは、SATAポート、M.2 Key Eスロット、PCI-Express（x4）、USB3.0など、ネットワークはギガビットLAN、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetoothに対応する。

「NVIDIA Jetson TX1 Developer Kit」には電源ユニットや台座用プレートなども付属しており、すぐに開発を進めることができる

ちなみに本製品は先代モデル「Jetson TK1」と同じく「大量破壊兵器及びそれに関わる機材への使用は禁止」が明言されており、購入時には注意事項が記載されている文書が同梱される。

NVIDIAの発表当初から注目度が高い「Jetson TX1」。予約数に対して圧倒的に入荷量が少なく、当面は予約受付分のみの販売となる

文： GDM編集部 Tawashi / 池西 樹