2016.04.04 00:00 更新
2016.04.04 取材
自作PCのプロ達が日常を過ごす、こだわりのプライベート空間をお届けしていく「自作派たちのPC周り」。今回ご登場いただくのは、ドスパラ パーツ館から2回目の登場になるスタッフの中井さん。先日、実家の愛媛へ帰省した際に、以前から頼まれていた両親が使うPCを1台組み上げたとか。今、格安PCを組むとこうなる、といういいお手本になりそうだ。
以前から両親に頼まれていたPCのアップグレードをすべくパーツを買い込み、先日実家のある愛媛県に帰省しました。
インターネットや動画観賞等をメインに使うPCですから、予算はかけずになるべく安く組もうと試行錯誤。OSは「Windows 7 Home」を流用しますが、液晶ディスプレイは「新しいのがいいわぁ~」(母)という事で新品購入が決定です。
実家は愛媛県南西部にある西予市。電車で帰ると1日がかりとなるため、いつも使うのは飛行機。1時間45分で松山空港へ。そこから、車でさらに松山自動車道を南下し約1時間30分ほどで到着。3月中旬だったが、庭の柿の木はまだ真冬の様相だ |
普段の接客と同じく、まずは見積書を作成。APUにはSocket版Kabiniこと「Athlon 5350」をチョイス。マザーボードには3,000円台で購入できるMini-ITXモデルASRock「AM1B-ITX」を選びました。正直、ここにきてAM1プラットフォームを使う日が来るとは思っていませんでした(笑)。
完成した見積書(価格は常に変動しています)。液晶ディスプレイ込みの構成ながら、約40,000円で収まった。AM1プラットフォームのコストパフォーマンスはスゴイです | |
組み上げる前に、東京から持参したパーツ類を記念撮影。この程度なら、手持ちでもそれほど負担になる事はない |
そしてPCケース。マザーボードにMini-ITXモデル「AM1B-ITX」を選んだのは、サイズ「Betty」が使えるから。このPCケースはいいですよ。オーソドックスなスタイルのミニタワーケースで組み込みも容易。なにより、容量300WのSFX電源ユニット「SCYTHE-300A」を標準搭載していながら、8,000円台というコストパフォーマンス抜群のモデルです。見た目もコンパクトになり、両親の受けもよかったですね。
パラレルやSerial ATAポートもあるASRock「AM1B-ITX」。画面出力にはDVI-D×1、HDMI×1、D-Sub×1の3系統を実装するため、使い勝手は良い | じつはエルミタでもレビュー済みのサイズ「Betty」。電源搭載済みの手頃なMini-ITXケースという事で、発売から3年が経つ現在も人気のモデルだ |
ストレージには、最新PCの速さを実感してもらおうと、KingstonのSSD 120GBモデル「SV300S37A/120G」を選択。「SSDNow V300」シリーズで、格安SSDを代表するモデルになります。
最後に液晶ディスプレイ。こちらも価格優先でLGの22インチ「22MP47HQ-P」を12,960円で購入しました。
完成したPC。途中、以前使っていたPCのDVDドライブがIDEという事が発覚し、OSのインストールができないというワナにはまる。そこで旧PCにSSDをつなぎOSをインストール。組み立て済みの「Betty」に戻す事で解決 |
さて、これでいくらになるかと言うと、税込合計金額は40,101円。今回は液晶ディスプレイを買いましたが、これがなければ約27,000円で収まる計算です。PCって本当に安くなりましたね。改めて実感します。ちなみに、これまで使っていたのは某社製BTO PCでしたが、中身を見るとLGA 775世代という代物でした。
無事完成した「実家PC」。未使用時には布がかけられている。次回帰省の際には、Blu-rayドライブを購入して行くつもりとか |
その後、使い勝手を聞いたところ「電源入れると、すぐに動くし画面もきれい」と喜んでいました。いい親孝行になったかなと思っています。
文: GDM編集部 Tawashi
ドスパラ パーツ館: https://www.gdm.or.jp/shop/dos/