2016.04.18 00:00 更新
2016.04.18 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、パソコンハウス東映のベテランスタッフ上林さんが現役で使っているという、ファンレス仕様のAntec製電源ユニット「Phantom 350」だ。しかも、本日18日(月)の開店時から販売するという。
またまたバックヤードを漁っていたら出てきましたよ。見覚えがあるなと思って取りだしたところ、それもそのはず。自宅でも元気に稼働中のファンレス電源ユニット「Phantom 350」でした。何故このようなところにあるのか。しばらく考えましたが、まったく思い出せません。
「Phantom 350」が発売されたのは、今から10年以上も前。当時はAntec人気が急上昇中でした。自作PC史に残るPCケース「P180」が発売されたのも、このあたりだったと記憶しています。
10年以上前の電源ユニットとは思えない美品状態の「Phantom 350」。使用した形跡も見当たらない |
パッケージに入っていたので、非常に状態がいいですね。全体が放熱用ヒートシンクに包まれた筺体がカッコいいです。当時はファンレス電源ユニットが流行っていた時代で、各社からいろいろ発売されていました。そんな中登場した「Phantom 350」は、本体から飛び出す冷却用ヒートシンクがないという事で注目を集めたモデル。自分も気に入り購入した次第です。
各電圧ごとの最大電流容量は、+5Vが30A、+12V(1)が16A、+12V(2)が18A、+3.3が28A、-12Vが0.5A、+5Vsbが2.0A。電源変換効率は86%以上というスペックで発熱も低め |
なお、自宅ではSocket 478世代のCeleronマシンで使っています。動作中にはブルーLEDによるイルミネーションが光るというギミックまであるのですが、常に「ジィ~」という独特の音が出ていて、せっかくのファンレス仕様も台無しです(笑)。
メインは24ピン仕様でSATAコネクタやPCI-E用6ピンコネクタなども装備。最近のPCでも使えそうだ |
そんな貴重な「Phantom 350」ですが、今回は売ってしまおうかと思います。保証はなしのジャンク扱いですが、価格は税込2,000円。念のため通電チェックを行いましたが、動作はしているようです。本日18日(月)は棚卸のため14時から開店予定ですので、欲しいというモノ好きな人は是非どうぞ。
当時は20,000円だったが、本日限定で税込2,000円。重量は3.4kgと非常に重い |
文: GDM編集部 Tawashi
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