2016.04.19 00:00 更新
2016.04.19 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、またもや衝動的に買い求めてしまった9.7インチ版の「iPad Pro」について語ります。単体でももちろんスゴイけど、その真価はキーボード+ペンシルを装備した姿にあり?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回は先月末に発売された9.7インチ版の「iPad Pro」についてお話しようと思います。正直なところ最初は買うつもりはなかったんですが、店頭で触っている内に意識がもうろうとして・・・気が付いたら買ってしまっていた!という次第なんです。何を言っているのか分からないと思いますが、ご丁寧に一緒に会計していたキーボードとペンシル、コレが今回の事件を解くカギになるんですよ。
またもやマニアが衝動買いしてしまった、9.7インチ版の「iPad Pro」が今回の主役。端末だけなら我慢できたけれど、キーボード+ペンシルを装備した魔力には抗えなかった? |
見た目こそ「iPad Air2」とほぼ変わりませんが、プロセッサにディスプレイ、カメラ、スピーカーと、スペックや機能は大きく底上げされています。でもこのあたりの素性については、もうあちこちでレビューし尽くされている感じですよね。実際単体でのパフォーマンスが素晴らしいのは疑いありません。しかしそこへアクセサリをフル装備させると、まったく別次元の存在になるという、罪深い魅力を持っているんです!この感動は、初代iPadを使った時以来かもしれません。
まず注目は、純正の「Smart Keyboard」。よくあるカバー一体型のキーボードのようでいて、これはまったく出来が違います。側面の「Smart Connector」と、スタンド時に立てかける“溝”の両方にマグネットが仕込まれていて、この両方に接地して初めてキーボードが認識する仕組みになってるんですよ。変形の所要時間も約2秒とほんのわずかで、Bluetoothキーボードにありがちな誤操作とも一切無縁。タブレット状態と本格文字入力が2秒で切り替わる、これは快感ですよ。
それにコマンドのショートカットがかなり充実していて、わざわざタッチパネルに触らなくともたいてい何とかなります。今やiOSの進歩でIMEすら選べる時代ですから、納得のある入力アプリがあれば、ノートPCの代替も十分視野に入ってくるでしょう。
そして12.9インチ版と一緒に登場した「Apple Pencil」、これもまた個人的に必需品だと思っています。筆圧感知に対応しているのでお絵描きに使えるのはもちろん、コレを使った手書きメモの便利さがたまりません。特に最近のハイエンドなiPadが対応している、画面分割の「Split View」とは相性抜群。YoutubeやTwitterといった、他のアプリを見ながら手書きのメモを取ったりできるんです。
最近はOfficeもiOSに正式対応していますから、OneNoteで書いて全端末とシェアする、なんてことも簡単。このペンシルとキーボードがあれば、これまでのiPadではできなかったことが手軽にできちゃうんですよ。
筆圧感知に対応し、イラストやメモに大活躍。ペンシル自体は充電式だが、本体のLightningコネクタから充電できるのも便利だ。ちなみに「iPad Pro」は電池持ちも非常によく、バッテリー消耗を気にする必要はない |
同じ装備は12.9インチ版も持っているワケですが、サイズ的にさすがにモバイルはできません。12インチの「MacBook」よりもさらに小さい9.7インチで、ノートPC的なタスクもこなせる。キーボード+ペンシル装備の「iPad Pro」には、そんな今までにない生産性が期待できるんです。Mac OSでもただのiPadでもない、iOS+αなタブレットとでも言いましょうか。ぜひ一度騙されたと思って、この感覚を味わっていただきたいですね!・・・でも騙されたらごめんなさい(笑)。
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/