2016.05.12 00:00 更新
2016.05.12 取材
本日のコレオシは、古いPCのメモリ増設を考えている人は必見。アップグレードの際に陥り易い落とし穴を、パソコンショップアークスタッフの渋谷さんが答えてくれた。トラブル防止にぴったりの特注メモリを販売しているという。
古いPCのメモリを増設する場合、一番注意しなければならないのがメモリチップのbit数です。現在販売されている多くのメモリモジュールは4Gbitもしくは8Gbit DRAMのチップを採用しています。
メモリ価格表の近くに掲示中の注意書き |
ところが、モデルナンバーが3ケタ時代のCore iシリーズやそれより前のCPUなどを搭載している場合、2Gbit DRAMチップを実装したメモリが必要。4Gbitや8Gbit DRAMのチップを実装したメモリは対応していません。目安として2010年より前に購入したPC(ノートPCも含む)が対象と考えていいでしょう。
4GBモジュールの場合、搭載チップの合計枚数が8個だとアウト、16個だとセーフ。最近のモデルは8個の場合がほとんどのため、事前に確認が必要 |
そこで、改めてSanMaxに製造を依頼。デスクトップ向けのDDR3 DIMMからノート向けのDDR3 SO-DIMMまでズラッとラインナップを揃えました。採用チップはSAMSUNGとHynixで、DDR3-1066 / 1333をご用意。環境に合わせて選択が可能です。中にはIntel X58チップセット向けの12GB(4GB×3枚)トリプルチャンネル対応キット「SMD-12G68SP-13H-T」といったマニアックな製品もありますよ。
パソコンショップアークでは客からの要望も多く、SanMaxに製造を依頼。写真はSAMSUNG製チップを採用した2Gbit DRAMチップ「K4B2G0846Q」を搭載したDDR3メモリ |
Windows 10と同時にメモリを購入されていく方も多いですが、まずは購入前にスタッフまでご自分の使用環境を伝えてください。しっかり対応したメモリをオススメさせていただきます。
メモリの価格表にある「旧機種対応」が目印。気になる人はスタッフに確認しよう |
文: GDM編集部 Tawashi
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/
SanMax: http://www.3max.co.jp/