2016.05.12 12:42 更新
2016.05.12 取材
Elitegrpup Computer Systems(ECS 本社:台湾)国内正規代理店の株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区)ブースでは、USB互換のポゴピンで機能を拡張できる小型デスクトップPC「LIVE STATION 2」が展示。法人向けには6月中より受注開始予定で、コンシューマ向け販売も予定されている。
IntelのNUCを彷彿とさせるデザインを採用する「LIVE STATION」の新モデル。小型PCの弱点である拡張性をUSB互換ポゴピンにて解消している |
3月末に行われた「ECSメディア向け新製品発表会」でお披露目された、ECSブランドのミニPC「LIVE STATION」に新モデル「LIVE STATION 2」が早くも登場。IntelのNUCを彷彿とさせるデザインはそのままに、筐体天板部と底面部にはUSB互換ポゴピンを追加。RealSense対応の3DカメラやNFC、大容量ストレージ、COMポートなどのオプションモジュールを使い、必要な機能を後から拡張することができる。
トップ用のオプションモジュールは、RealSense対応の3Dカメラの他、QiモジュールやNFCモジュールが用意される |
またプロセッサには省電力版のSkylake-Uを搭載し、ECS製ミニPCの中では最高峰のパフォーマンスを実現しているのも特徴。コスト重視の「LIVA」シリーズでは、性能的にやや不安があるというビジネスユーザーを中心に訴求していきたいとのこと。
ボトム用のモジュールは会場に展示されていた2.5インチストレージベイの他、COMポート×6とUSB2.0×4の拡張ボックスがラインナップ |
主なスペックはメモリスロットがDDR4-SODIMM×2(最大32GB / 2,133MHz)、ストレージはM.2 SSD×1、拡張スロットはM.2(WiFiモジュール用)×1で、ネットワークはギガビットLAN、WiFi、Bluetooth 4.0に対応。インターフェイスはUSB3.1×2(Type-A / Type-C)、USB3.0×2、マイク / ヘッドホンコンボジャック×1、miniDisplayPort1.2×1、HDMI1.4b×1で、4K解像度によるデュアルディスプレイをサポートする。なお法人向けには6月中より受注が開始され、コンシューマー向け販売については検討中。
コンシューマー向けに販売される場合には、メモリ、ストレージ、OSが組み込まれた完成品として提供されるとのこと |
また同社のブースでは、Lightning直結イヤホン「IC-Earphone」や、ACコンセント付きモバイルバッテリー「enerpad」のバリエーションモデルも展示が行われていた。
文: GDM編集部 池西 樹
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