2016.05.12 15:56 更新
2016.05.12 取材
サーバー・ワークステーション向け製品を扱うASRock Rackブースで、コンシューマー向けにも良さそうなMini-ITXマザーボード「C236WSI4」が展示されていた。国内発売を期待したい注目のアイテムを画像にて確認しておこう。
BGA版Xeon E3-1500 v5シリーズをオンボードさせたMini-ITXマザーボード「C236WSI4」。今回展示している製品は開発中のサンプルで一部変更の可能性がある |
「C236WSI4」は、Skylakeアーキテクチャを採用するBGA版Xeon E3-1500 v5シリーズを搭載するMini-ITXマザーボード。サーバー・ワークステーション向けながら、iGPUにはSkylake最高峰のGT4eを内蔵。さらにD-Sub×1、HDMI×1のディスプレイ出力や、このクラスでは珍しいオーディオ端子も搭載され、コンシューマー向け用途にも良さそうだ。
ギガビットLANは4ポートで、マネジメントLAN機能は非搭載。メモリも4枚まで実装できることから、小型ワークステーションがオススメという |
主なスペックは、チップセットがIntel C236、メモリはDDR4-SODIMM×4(ECC / nonECC両対応、2133 / 1,833MHz)、ストレージはSATA3.0(6Gbps)×6。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)で、ネットワークはギガビットLAN×4(Intel i210×3 / Intel i219LM×1)を搭載する。
ディスプレイ出力はD-SubとHDMIの2系統。またリアインターフェイスにはオーディオ端子も用意されていた |
グローバル向け発売は6~7月頃より開始され、国内発売は検討中。なお価格については未定としながらもSoC版Xeon搭載モデルよりは安価、省電力かつ低価格な製品を求めるユーザーの期待に応えられる製品になるだろうとのこと。
またASRock Rackでは大規模データーセンター向け製品として、マルチノードに対応するラックマウントサーバーを開発中。今回はその中から16ノードに対応する「3U16N」と、4ノードに対応する「2U4N-R」を画像にて簡単に紹介しておこう。
文: GDM編集部 池西 樹
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