2016.05.16 00:00 更新
2016.05.16 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回はパソコンショップアークの事務所から。ベテランスタッフの福田さんが手に持つのは、もはやいつ頃の製品かもあやふやというConnerとQuantumの3.5インチHDDだ。
何かご紹介できそうなパーツはないものかと探していたところ、机のかなり奥から出てきたのが、このConnerとQuantumの3.5インチHDDです。正直に言うとConnerの方はよく分からず、上司に見せたところ「ConnerのHDDなんてよく見つかったな」と。「C」の文字をモチーフにした、”半円状の窪み”が目印だったそうです。
丸みを帯びたデザインと「C」のような半円状の窪みが特徴的なConner製HDD |
かれこれ20年近く前、パーツショップの店員になって初めてお客さんに売ったのがConnerのHDDということで、懐かしそうに眺めていました。ちなみに型番のシールは剥がされており、容量など詳細についてはまったく不明です。
IDE対応ということ以外、詳細スペックは不明 |
さて、もうひとつのQuantumですが、こちらは自分でも好んで使っていたブランドなのでよく覚えています。今回見つけたのは「Pioneer SG 2110」という製品でした。容量は2.1GB。回転数4,500rpmのATA-2規格対応品です。当時はまだ店員になる前でしたが、秋葉原のTWOTOPのレジ横で、山積みになっていたQuantumのHDDを購入しました。
Connerは知らずとも、Quantumなら知っているという人は少なくないかも |
Quantumですが、HDD部門は2001年にMaxtorへ売却。さらにその後、MaxtorはSeagateに合併吸収されていきます。日々進化するPCパーツですが、顕著に感じることができるカテゴリーのひとつがストレージ系デバイス。事務用PCのHDDなので処分せずに保管しておいたのですが、こうして見ると昔のことをいろいろと思い出しますね。
本体に貼られたシールには、シリーズ名の「Pioneer SG」のほか、ジャンパーピンの設定表も記載されている |
文: GDM編集部 Tawashi
パソコンショップアーク: https://www.gdm.or.jp/shop/ark/