2016.05.17 00:00 更新
2016.05.17 取材
こんなスマホやあんなタブレットをちぎっては投げ。なんと半年足らずで数十台を使い倒すという、筋金入りのスマホオタクがお気に入りの端末をアレコレ語る「ギークの殿堂」。今回は、進化した高級腕時計デザインのスマートウォッチ「Moto 360(2nd Gen)」について語ります。スペックや見た目だけでなく、根幹の使い勝手が飛躍的に向上。これで“完全無欠のウォッチ”が完成された!?
どうもこんにちは、モバイルならおまかせなイオシス アキバ中央通店スタッフの太田です。マニアの視点からスマホやタブレットをご紹介していくこのコーナー、今回は少し前に買い換えた「Moto 360(2nd Gen)」について語りましょう。以前にご紹介した「Moto 360」の後継にあたるスマートウォッチで、日本でも4月から販売が始まっています。もっとも私が使っているのは海外版の方でして、さらに言えばこのタイミングでの買い替えは考えていませんでした。それがある日姉妹店に商品を届けに行ったら、「兄ちゃん、いいの入ってるよ!」なんて具合に押し売りされてしまって・・・そのまま勢いで買ってしまったという次第。この我慢ができない性格、なんとかしたいですね。
そんな自戒はさておき、いったい初代から何が変わったのか。腕時計そのままクラシカルなデザインは大事にしつつ、外見がマイナーチェンジ。さらにスペックも上がっています。ただし一番驚いたのは、その圧倒的なバッテリーライフでした。
このウォッチには常時画面を表示させる“アンビエントモード”なるものがありまして、公称ではこれをオンにした状態でも丸一日動くそうです。私はオフにして必要な時だけ時間を確認している(手首を返すだけで表示できます)んですが、実際に使ってみると1日に20%くらいしかバッテリーを消費しないんですよ。もちろん通知はバンバン来ますし、時間だって何度も確認します。それでも全然減らず、なんと4日以上も充電なしで使えてしまったんですよ。
「Apple Watch」も公称のライフは18時間ですから、基本スマートウォッチは毎日充電するのが当たり前。その点で「Moto 360(2nd Gen)」のロングライフは、スマートウォッチの常識を覆す巨大なメリットだと思います。
それと先ほどチラリと触れたスペックの話ですが、プロセッサがSnapdragonになって、ディスプレイも初代に比べて高精細でキレイになりました。処理速度も上がっていますし、ドットの粗が目立たない画面のおかげで、もうホンモノの時計にしか見えません。
さらに個人的なお気に入りポイントとして、Qiによるワイヤレス充電対応を挙げておきます。これは初代から引き続きの機能になりますが、基本スマートウォッチってほとんどが充電に専用ケーブルを使うんですよ。もしそのケーブルを忘れたり壊したらどうしよう・・・それが「Moto 360(2nd Gen)」なら、Qi対応の充電器があればOKですよね。もっとも数日はバッテリーが持つので、外で充電する必要はないかもしれません(笑)。
初代モデルから引き続いて、充電方法にはワイヤレス給電のQiを採用。付属の充電ドックのほか、市販のQi対応デッキなどで充電できる |
そして少し振り返ってみると、初代の「Moto 360」で本格的にスマートウォッチの運用を始めて、もう8ヶ月ほどになります。今では手首を返すだけで通知が見れるので、いちいちスマホを取り出して見ていた頃のことはもう思い出せません。音楽のリモコンにも使えて、翻訳機能は仕事中も大活躍。既読を付けずにLINEが読めるのも地味に便利でして(笑)、すっかりスマートウォッチが生活に溶け込んでしまいました。
もちろんその快適さを可能にしているのは、「Moto 360(2nd Gen)」の使い勝手が抜群にいいからでしょう。時計を毎日充電しなきゃいけない、という違和感も解消されましたし、まさしく“完全無欠のスマートウォッチ”になった印象です。もう“普通の時計”には戻れませんね!
もはやマニアにとって手放せないツールになったスマートウォッチ。「Moto 360(2nd Gen)」は4万円前後だが、初代モデルは今なら2万円台で購入可能。まず手始めに、お手頃価格なこっちを試してみるのもアリ |
文: GDM編集部 絵踏 一
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/