2016.05.19 11:27 更新
2016.05.19 取材
現行最速のプロセッサや4G+3Gのデュアルスタンバイ機能を搭載しながら価格は激安という、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る中国Xiaomi(小米科技)の最新スマートフォン「Xiaomi Mi 5」が店頭に登場。入荷したのはイオシス アキバ中央通店で、店頭価格は税込49,800円だ。
Snapdragon 820や最先端機能を搭載しつつ価格は激安と、マニア間で話題になっていたXiaomiの最新スマホが登場。4G+3Gのデュアルスタンバイに対応するのも大きなトピックだ |
「Xiaomi Mi 5」は、中国のXiaomiが2月の「MWC 2016」で発表、グローバルで発売が始まったばかりの最新スマートフォン。プロセッサに現行最速を誇るQualcommのSnapdragon 820を搭載するほか、メモリ3GB、液晶はフルHDとスペックはかなり高水準。同様のスペックをもつ他社フラッグシップモデルの半額近い価格で購入できるとあって、発表直後から注文が殺到するなど、海外でも大きな話題になっていた。
さらに世界初の4G+3Gのデュアルスタンバイ(同時待ち受け)に対応する点も大きな魅力で、理論上はドコモとauのSIMを同時に運用するといった使い方ができる。ただしショップでは「通信機能については保証対象外」と説明しているほか、標準で日本語に対応しないなど、やや玄人向けの端末と言えそうだ。
液晶はフルHDでメモリも3GB、Antutuベンチで14万前後のスコアを叩き出すというハイスペック構成。入荷したのはGoogle Playも使用できるグローバル版だが、日本語環境には対応しないなど玄人向けな要素も | |
「Galaxy Note5」のような逆エッジを描くボディデザインを採用。外部ストレージには非対応で、側面のSIMスロットにはnanoSIM×2を格納できる |
主なスペックは、ディスプレイが5.15インチのフルHD(1,920×1,080ドット)液晶を採用、プロセッサはSnapdragon 820(1.8GHz)、メモリ3GB、ストレージ32GBを実装する。ソニー製イメージセンサーを採用し、像面位相差AFやDTI、4軸光学手ブレ補正に対応した1,600万画素のメインカメラを内蔵。充電・同期用コネクタにはUSB Type-Cを採用、ホームボタンには指紋認証センサーも備えている。OSは、Android 6.0ベースの独自UI MIUI 7。
なお、Snapdragon 820(2.15GHz)+メモリ4GB+ストレージ128GBの実質的な最上位版「Mi 5 Pro」も同時にリリースされているが、こちらの入荷予定は現時点で未定だ。
充電コネクタには、最新のUSB Type-Cを採用。カラーは全4色だが、ホワイトモデルのみ入荷している |
そのほか、ネットワークはBluetooth 4.2、NFC、802.11acの無線LANをサポート。通信規格は最大600Mbps転送のLTE Cat.12で、VoLTEにも対応する。対応周波数帯は、LTE バンド1 / 3 / 5 / 7 / 38~41、W-CDMA 850 / 900 / 1,900 / 2,100MHzなど。バッテリーは3,000mAhで、Quick Charge 3.0の急速充電にも対応する。
なお取材時点ですでに完売状態と、店頭でもかなりの反響がある模様。ショップでは「19日(木)中に再入荷予定で、随時予約も受け付けている」と説明している。
文: GDM編集部 絵踏 一
製品情報(プレスリリース): https://www.gdm.or.jp/pressrelease/2016/0225/152861
イオシス アキバ中央通店: https://www.gdm.or.jp/shop/iosys-chuou/