2016.05.23 00:00 更新
2016.05.23 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、TSUKUMO eX.スタッフ宮内さん所有の逸品。自作ユーザーには非常に懐かしい往年のケースメーカー星野金属工業(ソルダム)から、WinDyブランドのオプションパーツだ。
なぜこんなに古いパーツが自宅にあったのか、ほとんど記憶にありません。確かなのは、星野金属工業(ソルダム)製アルミケース「MT-PRO1300」を使っていたということ。当時大ヒットした「MT-PRO1200」の後継品ということで、迷わず購入したのは覚えているのですが、、、。
「SOLDAM」の響きが懐かしすぎて泣ける、という業界関係者は少なくないだろう |
ひとつ目の「MULE III」は、カードリーダーとFDDが一体になった3.5インチデバイス。当時はコレに限らず、同じコンセプトの製品は複数メーカーから発売されていました。しかしWinDy使いとしてブランドにこだわり、大枚をはたいて購入したようです。ちなみに価格はハッキリ言って高い7,480円。カラーは16色が揃うなど、今では考えられない豪華なラインナップでした。
メモリースティック(Proを含む)など4つのカードリーダーとFDDを一体化した3.5インチデバイス「MULE III」。カラーはホワイトだった | |
OEM元はFDDではおなじみY-E DATA。型番は「YD-8V07」で、バルク版なら当時3,000円台で購入できた |
もうひとつ「U38 CPU COOLING COVER」は、サイドパネルに取り付けて使う冷却アイテム。CPUクーラーの高さに合わせて長さを調節できるダクトに80mm口径ファンを組み合わせたもの。CPUに直接外気を送り込んで冷却するというもので、サイドパネル側から外気を直接取り込むことで、発熱が大きいCPUでも冷却できるというコンセプトでした。
完全未開封状態の「U38 CPU COOLING COVER」 | |
アルミとプラスチック製のダクト、そして防塵フィルタ装備の80mmファンで構成 | |
意外とカッコイイ外観。CPUクーラーの上部から強制的にエアーを当てるという、なかなか強引なコンセプトながら、それなりに効果はあったらしい |
PrescottコアのPentium 4でもしっかり冷やせる、といった触れ込みだったと思います。当時も今も買って満足という、ショップ店員にありがちなクセは治っていないようです。
アルミ削りだしのインシュレーターも発見。アビー製ではない |
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/