2016.05.28 03:35 更新
2016.05.27 取材
Pascalアーキテクチャ採用のNVIDIA最新GPU、GeForce GTX 1080搭載グラフィックスカードの販売がスタートした。今回は各社リファレンス準拠の「Founder’s Edition」モデルのみ。とは言え、未知なるハイエンドグラフィックスカードをいち早く体験したい、そんな自作派達で秋葉原の夜は賑わった。
「待望」と呼ぶに違和感のない久びさの大モノ新製品。NVIDIA GeForce GTX 1080が27日(木)22:00に解禁された。例によって一部の主要パーツショップでは”深夜”と言うにはまだ早い、”やや深夜販売”が行われた。
初回入荷数が限られているだけに、アキバ地区ツクモ3店舗では、抽選により販売 |
当初、流通量は多くなるのではないかと見込まれていた初回入荷分。しかし実際には潤沢とはならず、いずれのパーツショップでも入荷少量で解禁を迎える事になった。
本日入荷分のモデル一覧と売価。BUY MORE秋葉原本店では特価品の販売も行われた |
“やや深夜販売”を行ったパーツショップ別に確認すると、ドスパラ パーツ館では約30本、TSUKUMO eX.では8本、ツクモパソコン本店では5本、ツクモDOS/Vパソコン館では3本、BUY MORE秋葉原本店では15本といった程度。整理券による”早い者順方式”で販売されたドスパラ パーツ館とBUY MORE秋葉原本店では、22:00の解禁時間を待たず、早々に完売となってしまった。
事前に整理券を配布した事で、混乱もなく静かなドスパラ パーツ館前(左)。一方で抽選による販売が行われたツクモパソコン本店では、店舗前に購入希望者の列ができた | |
BUY MORE秋葉原本店では30人以上の列を確認(左)。一方でTSUKUMO eX.では約40名ほどがフロアで解禁時間(=抽選時間)を待つ状況に |
肝心のファーストロットは、既報通り全てがファレンス準拠の「Founder’s Edition」モデル。入荷を確認したのはASUS、GIGABYTE、MSI、ZOTAC、GALAX、玄人志向、inno3D、Palitで、オリジナルVGAクーラーを搭載した製品の発売は、もう少し時間が掛かるようだ。
需要と供給が合わず「入手できればどのメーカーでもOK」といった状況。リファレンス準拠とはいえ、最も入荷量が少ないASUSの人気が高いようだった | |
「0:00:00」が示すとおり、販売解禁となる22:00を迎えたドスパラ パーツ館の様子。なお専売Palitブランドは入荷量が比較的多く、今回の”やや深夜販売”では最も多くの在庫を確保 |
解禁に合わせて、オリジナルPCの販売もスタート。ドスパラ パーツ館では、ゲーミングデスクトップPC「GALLERIA ZG」が税抜229,980円で即納。今回の僅かな営業時間ながら、持ち帰りによる購入者も確認できた。
ちなみに以前は多くの自作派と業界関係者でごった返した深夜販売。しかし近隣への配慮もあり、ひと頃のお祭り状態にはならない。今回も入荷分が行き渡ると、早々に撤収を開始。22:40頃にはひっそりとしたいつものアキバの夜に戻っていた。
入荷数に限りもあり、在庫分売り切りで早々に撤収作業。残るは業界関係者ばかりとなった |
残念ながら初回入荷数が限られ、多くの人が涙をのんだ”やや深夜販売”。気になる次回入荷については、来週中頃には「ある程度の数が販売できる」(関係者)とのこと。さらに解禁時間に合わせて”やや深夜販売”を行わなかったパーツショップについては、明日28日(土)の開店と同時に販売を予定。パソコンショップアーク、ソフマップ秋葉原本館とソフマップ リユース総合館では、少量の販売があるようだ。
TSUKUMO eX.では、次回入荷分の予約を受付。入荷次第順次引き渡しになるようだ。なお明日28日(土)は開店と同時に一部の店舗で販売が行われる |
文: GDM編集部 Tawashi / 松枝 清顕