2016.05.30 00:01 更新
2016.05.30 取材
ひょっとしたら最近はPCよりも付き合う時間が長いかもしれない、スマートフォン(やその他ガジェット)に密着するコーナー「オレスマホ」。今回は、「Xperia Z4 SOV31」をはじめ4台のスマホ・ガラケーを持ち歩き、しかもすべてにSIMが入っているというビートオン 秋葉原店の石山さんに話を聞いてみよう。そもそもそんなに回線持ってて何に使うんです?
まず最初に言っておきますが、別に闇の社会と繋がってるとか、怪しい取引きに使っているということではないです(笑)。かと言ってガジェットオタクというワケでもなし・・・そもそもメインのスマホだった「Xperia A SO-04E」のバッテリーがヤバくなってきたので、「Xperia Z4 SOV31」に乗り換えようとしたのがキッカケでした。そこで大人しく代替わりしていれば何もなかったところ、それぞれで使ってる格安SIMの速度チェックなんかをやりたくなったんです。これがね、結構楽しいんですよ。
いったいなぜそんなに端末が、そしてそれぞれにSIMが必要なのか。端末(とSIM)が増殖するキッカケは、「Xperia A SO-04E」(右)を「Xperia Z4 SOV31」(左)に乗り換えようとしたことだった? |
もともとドコモスマホの「SO-04E」では日本通信の「b-mobile X SIM」を使っていまして、乗り換え先予定だったauスマホ「SOV31」の方は「UQ mobile」にしました。そして両方をそのまま使ってみると、UQのSIMがかなり速い!ということに驚かされます。電車の中みたいに人がたくさんいる場所だと、ドコモ系の格安SIMの場合は、よく遅くなったり切れたりするんですが・・・さすがユーザーが少ないだけあって、au系の格安SIMはスピードが落ちないんですよ(褒めてます)。こりゃあスゴイなと思いつつ、その後もなんとなく両方を使い続けています。案外比べる対象があった方が、恩恵を実感しやすいのかもしれません。
速度チェックの結果は出たはずが、なし崩しにそのまま使い続けている2台のスマホ。「SOV31」はLINEなどメインの用途に、「SO-04E」もゲームのテスト用やスケジュール管理に活躍しているらしい | |
そしてガラケーの方も2台持ち。先ほどのスマホはデータ通信専用のため、どうしても“電話機”が必要。でも1台でいいですよね・・・ |
そしてスマホの方はデータ通信専用の格安SIMなので、当然ながら通話用の端末が必要になります。そこでメインの“電話機”として活躍しているのが、京セラの「W63K」。ストレートタイプのケータイは手に入りにくいんですが、コレは端末マニアの若い子にメシをおごって譲ってもらった代物です。こっちには普通のau SIMを入れて使っていますね。
そしてもう1つあるドコモガラケーの「L601i」は、もう完全なる“受け専”。以前にアキバ中央通店で店長をやっていた時は、全キャリアのSIMを使っていまして、これはその時からの生き残りだと思います。なんでまだ回線維持してるんだろう・・・。
端末マニアのスタッフをご飯で釣って巻き上げ・・・譲ってもらったストレートケータイ「W63K」が通話用のメイン機。ドコモSIMが入った「L601i」の方は、一応“受け専”の端末として契約を維持している | |
なんだかんだで、しばらく続きそうな複数台・複数SIM体制。そしてもう1つ欠かせないモバイル端末は、15,000曲近くが入った「iPod Classic」。まだまだ現役で活躍中なのです |
そんなワケで、ほぼ成り行き同然で4台のスマホ・ガラケーを、しかも回線維持したまま使い続けているということです。そうなると月々の料金が気になるところですが、そこはさすが格安SIM。スマホの方はデータ通信専用で1,000円ずつ、受け専のガラケーも1,000円、通話用のガラケーで3,000円くらいと、4台使っても月々6,000円程度に収まってるんです。もちろん統合すればもっと安く済むんですけどね・・・だんだんそれぞれに役割分担じみたものができてくると、そう簡単にもいきません。何だかんだで、しばらくこのままの状態が続きそうな気がしています。
文: GDM編集部 絵踏 一
ビートオン 秋葉原店: https://www.gdm.or.jp/shop/beat-on/