2016.05.31 02:57 更新
2016.05.31 取材
ASUSTeK Computer(本社:台湾)は、「COMPUTEX TAIPEI 2016」の開催を前にゲーミングブランドR.O.G.のプレス向けイベント「Join the Republic」を開催。そこで公開されたモジュラー方式を採用する、ユニークな新Cube型PC「ROG AVALON」を紹介しよう。
両サイドパネルはツールレスで開閉可能。必要な配線は、グラフィックスカード向けのPCI-Express補助電源コネクタや、CPUクーラーのファンコネクタなど最小限に抑えられている |
R.O.G.プレス向けイベント「Join the Republic」で公開された「ROG AVALON」は、“Form factor re-defined”(フォームファクタの再構築)を謳い設計された新型ゲーミングCube。その最大の特徴となるのが、着脱式リアI/Oの採用だ。これによりインターフェイスや機能が不足した場合でも、拡張カードやマザーボードを交換することなくアップグレードが可能になる。
リアI/Oや電源ユニットは着脱式で、いずれも簡単に交換できる |
また電源ユニットも配線が不要のコネクタ式専用電源を搭載。さらに4基ある2.5インチドライブベイに、スワップベイを採用することで、ケース内の配線を最小限に抑え、自作PCに不慣れなユーザーでも簡単にシステムの変更ができるとしている。
Socket LGA1151プラットフォームを採用するマザーボード | |
各種増設用基板はすべて専用スロットで接続されている |
今回展示された製品はプロトタイプのため詳細は明らかにされていないが、CPUソケットはLGA1151、メモリはDDR4×4本で、CPU、GPUとも冷却には水冷システムを採用。また着脱式のリアI/Oは「VR向け」「ワークステーション向け」「ホームシアター向け」とされる3種類が用意されていた。
PCI-Expressスロットは延長基板とスロット基板で構成 | リアI/Oはメイン基板のコネクタに、電源ユニットは「DOGFISH_PWR」とされる基板にそれぞれ装着する |
なお現時点、販売日や価格は未定。製品化された場合、採用されるプラットフォームも不明とのこと。
文: GDM編集部 池西 樹
ASUSTeK Computer: https://www.asus.com/