2016.06.01 01:16 更新
2016.06.01 取材
赤と黒を基調としたMicro-Star International(本社:台湾)ブースに立ち寄ると、基幹パーツとなるマザーボードやグラフィックスカード、さらにベアボーンやノートPCまで、お馴染みのラインアップが所狭しと並べられている。その中で異彩を放つのが、MSIのロゴがあしらわれたCPUクーラーだ。
ヘッド部分にMSIのドラゴンロゴをあしらい、これに「RGB LED Effectコントロール機能」を採用。「PREMIUM CPU COOLER RGB」は、MSIが本気で作ったハイエンド志向のサイドフロー型CPUクーラーだ。
聞くところによると、MSIのVGA開発チームによるもので、その出来映えに本気で販売が予定されているのだとか。どうやらVGAクーラーのOEM元による製造のようで、その作りはどこかで見たような見間違いのような・・・。
ヒートシンクを中央に両サイドには冷却ファンを装着させた高エアフローモデルだ | |
左右に冷却ファンを搭載する事から、今ならBroadwell-E対応X99 Expressマザーボードに最適 |
現時点詳細スペックは不明ながら、容姿と簡単な説明が書かれたPOPによると、ヒートパイプはφ6mmを8本使用。内蔵RGB LEDギミックは、MSI製マザーボードとグラフィックスカードのLEDと連動させ、同色でイルミネーションを楽しむ事ができるという。
さらにもう1つ、シングルファン仕様のサイドフロー型CPUクーラーも用意されている。こちらも本気だ。
トップに「MSI Dragon LED」をあしらった「PREMIUM CPU COOLER STANDARD」は、メモリスロットに干渉しない、いわゆる”ナロータイプ”ヒートシンクデザイン。φ8mmヒートパイプ4本で構成され、特許取得の「MSI TORX Fan」はブレードの最適化により、大きな風量を生み出す。
今すぐにでも発売できそうな完成度は、プロトタイプというよりも製品版といった様相。この手の企画はいつの間にか立ち消えになるパターンが常だが、MSI担当者の鼻息は荒く、店頭に陳列される日はそう遠くないのかもしれない。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 M0810)
文: GDM編集部 松枝 清顕
Micro-Star International: https://www.msi.com/