2016.06.01 03:53 更新
2016.06.01 取材
ハイエンドCPUクーラーやGeForce GTX 1070のオリジナルモデルなど、話題が豊富なMicro-Star International(本社:台湾)ブース。もちろんマザーボードにも注目の新製品がありますよ。
「X99A XPOWER GAMING TITANIUM」は、最高品質のコンポーネントと独自機能で武装した「GAMING TITANIUM」シリーズの最上位モデル。チップセットはIntel X99 Expressで、5月31日に発売が解禁されたBroadwell-Eにも正式対応する。
チタンカラーのシールドでガードされたバックパネル部。USB3.1 Type-Cを始め豊富なインターフェイスを備える |
もちろんメモリスロットは、MSIおなじみの高クロック設計「DDR4 Boost」仕様で3,466MHzまで対応。またUSB 3.1 Type-CやU.2、Turbo M.2といった最新インターフェイスを網羅しており、パフォーマンスに一切妥協しないハイエンドPCを構築したいユーザーにオススメとのこと。
PCI-Express3.0(x16)スロットに加え、Ultra M.2にもメタル製シールドが追加されている |
さらに非常に好評という金属補強のPCI-Expressスロット「MSI Steel Armor」をヒントに、Turbo M.2にも金属補強を追加。バックパネルやオーディオ回路にもシールドを備えるなど、堅牢性にもこだわった。
LGA1151に対応する「Z170A MPOWER GAMING TITANIUM」 |
またLGA1151対応モデルには「Z170A MPOWER GAMING TITANIUM」を追加。昨年8月に発売された「Z170A XPOWER GAMING TITANIUM」のバリエーションモデルにあたり、裏面に金属製のバックプレートを標準装備。さらに内部接続用のUSB3.1 Type-Cコネクタが追加されている。
裏面には基板を保護する金属製のバックプレートを搭載 | USB3.1 Type-Cをフロントに引き出すベイアダプタが付属する |
主なスペックは、チップセットがIntel Z170、メモリスロットはDDR4-3,600MHzで、ストレージはTurbo M.2×2、U.2×1、SATA3.0(6Gbps)×6。拡張スロットはPCI-Express3.0(x16)×3、PCI-Express3.0(x1)×3を備える。
MicroATXマザーボードながら、10ギガビットLAN機能を搭載する「C236M WOKSTATION 10G」 |
MSIでは、ゲーミングモデルで培ったノウハウを活かし、安定性とネットワーク性能を重視した新「WORKSTATION」シリーズを準備中。その中でも特に注目したいのが、コンシューマー向けでは異例とも言える10ギガビットLANをオンボードさせたMicroATXマザーボード「C236M WOKSTATION 10G」だ。
10ギガビットLANは下位互換があるため、ギガビット環境にも接続できる |
ネットワークチップにはサーバーグレードのIntel「X550-AT2」を搭載し、高負荷時でも安定した転送が可能。さらにチップセットにはIntel C236が採用され、ECCメモリに対応することから、信頼性が求められる高度な演算処理も安心して行うことができる。なお価格は未定ながら、MicroATXマザーボードとしてはかなり高価な設定になるだろうとのこと。
また「WORKSTATION」シリーズには、Intel X99 Expressを採用するATXモデル「X99A WOKSTATION」と、Intel C236を搭載するATXモデル「C236A WORKSTATION」もラインナップ。いずれも7月頃の正式発表を目指し開発が進められている。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 M0810)
X99A WOKSTATION | |
C236A WORKSTATION |
文: GDM編集部 池西 樹
Micro-Star International: http://www.msi.com/