2016.06.01 10:10 更新
2016.06.01 取材
設営中の開幕前日にオリジナル版GeForce GTX 1080の実動デモしていたGIGABYTE(本社:台湾)。さらに本番では、VR向けに開発されたという上位モデル「GTX 1080 XTREME GAMING」を使い、仮想レースの試乗会を実施中だ。そこで、編集部スタッフが早速レースを体験してみることにした。
GIGABYTE「XTREME GAMING」シリーズに属するGeForce GTX 1080「GTX 1080 XTREME GAMING」。VR向けの機能が充実しているのが特徴だ |
仮想レースの試乗会で使用されていたGeForce GTX 1080は、VR向けに開発された「GTX 1080 XTREME GAMING」。基板上には内部配線用のHDMIポートを2口搭載。さらに5.25インチベイに内蔵するベイアダプタ「VR LINK FRONT PANEL」が用意され、ヘッドマウントディスプレイをPCフロント部に接続することができる。
基板の先端部には内部配線用のHDMIポートを2口搭載する |
また長時間高負荷が続く環境でも安定した動作ができるよう、「GeForce GTX 1080 G1 Gaming」からVGAクーラーも3スロットを専有するより大型の「WINDFORCE 3X」へとアップグレード。補助電源コネクタは8pin×2に増設され、より大容量の電力を供給できるよう変更されている。
VGAクーラーは3スロットを専有する大型の「WINDFORCE 3X」を搭載し、冷却性能をさらに強化した |
なお動作クロックについては現在調整を進めており未定。とは言え、冷却システムや電源を強化した上位モデルということで、かなりアグレッシブなチューニングを施してくることは間違いなし。正式なリリースを楽しみに待つことにしよう。
HDMIポートへのフロントアクセスを可能にする「VR LINK FRONT PANEL」が用意される |
実はこれがVR初体験となる筆者。プレイ中はシフトレバーを操作する余裕もなかった |
さて、そんな「GTX 1080 XTREME GAMING」を使い行われているVRレース体験会。グラフィックスカードの高い性能により、コマ落ちするシーンもなく360°全方位の映像を滑らかに表現。さらに車への衝撃をそのまま伝える専用レーシングチェアを組み合わせたことにより、実車さながらのレースを体験できる。
プレイ中にこんな人だかりになっているとはつゆ知らず。レースゲームが苦手な筆者は下手な運転を披露していた |
実は今回がVR初体験となる筆者。はじめは物珍しさも手伝い、周りを見回しながら運転していたが、実際にガードレールにぶつかったときの映像や衝撃、さらには崖から落ちそうになる恐怖感などもあり、すぐにそんな余裕はなくなった。ハイエンド構成は必要になるものの、これほどのVR体験をコンシューマ向けの構成で実現できることに素直に驚かされた。
(TWTC Booth No. Exhibition Hall 1 1F D0002)
文: GDM編集部 池西 樹
GIGABYTE Technology: http://www.gigabyte.com/