2016.06.02 02:13 更新
2016.06.02 取材
Thermaltake Technology(本社:台湾)ブースで真っ先に目に付いたのは、"壁掛け”対応のオープンフレームPCケース「Core P3」だ。昨年11月に国内で販売が開始され、世界的に大ヒット作となった「Core P5」の弟分で、コンパクト化する事でより扱い易くなっている。コレまた売れる事間違い無しだ。
2015年11月に国内で販売が開始された、オープンフレームPCケース「Core P5」(型番:CA-1E7-00M1WN-00)。年末には詳細検証を行い、多くの反響をよんだ。”魅せるPC”にはモッテコイのコンセプトと、平面に構成パーツを並べる斬新なレイアウト。さらにスタンドによる垂直設置のみならず、壁掛けに対応する2-wayスタイルは、たいへん刺激的なものだった。
ただし難点は大きすぎるボディサイズ。そもそもコンシューマー用途というよりも、店舗などのディスプレイ用途が想定されているらしく、一般的な国内の住まい環境を考えると、これを現実的にチョイスするには予算よりも勇気が必要であった。そこで新たに投入されるのが、小型化された「Core P3」というワケだ。
「Core P5」はW333×D570×H608mmだったが、「Core P3」は実測で約W250×D470×H510mmとなり、明らかにコンパクトになった。サイズダウンにより、右側縦列の冷却ファンおよびラジエター搭載スペースが短縮され、拡張スロットも8段から2段に変更。ストレージ搭載スペースにも変更が加えられているように見える。
「Core P5」に比べ、多少の機能省略はあるものの、オープンフレームスタイルの楽しさは、決して失われていない。なお前面を覆うアクリルパネルの厚さは実測で約4mmだった |
気になる発売時期だが、Thermaltakeの担当者によると、すでに完成状態にあるらしい。ワールドワイド市場での出荷は7月頃との事だが、国内市場でお目に掛かるには例によってもうちょっと時間が掛かるのでないだろうか。ここは国内正規代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)に頑張ってもらおう。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 M0110)
文: GDM編集部 松枝 清顕
Thermaltake Technology: http://www.thermaltake.com/