2016.06.03 01:02 更新
2016.06.03 取材
COMPUTEXに合わせて台北101にてプライベート展示を行っているSTREACOM(本社:オランダ)。2年ぶりにブースを訪問し、組み立て式ポータブルベンチマーク台「Open Benchtable」の実物を確認してきた。
一般的なATXフォームファクタに対応するポータブルベンチ台「Open Benchtable」 |
「Open Benchtable」は、OverClocking-TVとHWBOT.orgの依頼を受け、オランダSTREACOMが開発を手がけたポータブルベンチマーク台。厚さ8mmのアルミニウム板を切り出して作られており、持ち運び時には脚や組み立て用ネジなどを本体に収納して、1枚板の状態で持ち運ぶことができるのが特徴だ。
高い工作精度により、細部まで非常に美しい仕上がり。量産モデルではさらに収納機能に改良を加えるという |
今回ブースに持ち込まれていたのは、3月にアナウンスされたプロトタイプモデル。海外のオーバークロック大会では、既に利用されているだけにその完成度は非常に高い。また重量級の升や多くの機材を運ぶオーバークロッカーにとって、手持ちだけでなくカバンにも収納できる「Open Benchtable」の人気は上々という。
まさに”まな板”のようにして持ち運べる「Open Benchtable」。テストを頻繁に行う筆者も正直かなり惹かれている |
また製品設計を手掛けるShimon Simon氏によれば、量産向けモデルの開発も大詰め。現在は脚やネジ類の収納機構をさらに洗練したものへと変更するための調整を続けているとのこと。
南港展覧館の4Fロビーで行われているOC大会「WORLD TOUR 2016」では、実際に「Open Benchtable」が使用されている |
販売は順調に行けば今夏には開始される予定で、価格は140ドル前後。なお気になる人はこちらの特設サイトに登録をしておくといいだろう。
(TAIPEI 101 Special Booth)
文: GDM編集部 池西 樹
STREACOM: http://www.streacom.com/