2016.06.04 00:00 更新
2016.06.04 取材
Grand Hyatt Taipeiの一室にブースを構えたOCZブランドは、まもなく登場予定のNVMe SSD「RD400」シリーズの実動デモを実施。発売前にそのパフォーマンスをチェックしておこう。
OCZ Storage SolutionsとToshiba America Electronic Componentsの完全統合のため、発売が遅れていたOCZブランド初のNVMe SSD「RD400」シリーズ。仕切り直しとなる今年のCOMPUTEXでは、Grand Hyatt Taipeiにブースを構え実動デモを実施、そのパフォーマンスをアピールしていた。
Intel Z170チップによるSkylakeプラットフォーム環境を使い実動デモを実施 |
実動デモは標準的なSkylakeプラットフォームで実施され、「ATTO Diskmark」ではシーケンシャル読込2,700MB/sec前後、書込1,600MB/sec前後を記録。また「CrystalDiskMark」では、4KQD32読込が860MB/sec(約200,000 IOPS)、書込が671.4MB/sec(約160,000 IOPS)で、他社製のハイエンドNVMe SSDと遜色ない性能を発揮していた。
「CrystalDiakMark」のバージョンが古いため、シーケンシャルがやや低めに出ているが、最新バージョンを使いキュー数を増やせばスコアはさらに上がるはずだ |
また定評のある東芝製コンポーネントや、OCZがこれまで培ったソフトウェア技術により、最高592TBWという高い耐久性を実現。さらに5年間の無償テクニカル保証サポートが提供されるなど、品質・サポート面に優れるのもユーザーには大きなポイントとなるだろう。なお気になる国内発売だが、担当者によれば7月から8月を目処に調整しているということなので、その登場を楽しみに待つことにしよう。
フォームファクタはM.2とPCI-Express3.0(x4 / 変換アダプタ)の2種。なお「RD400」シリーズの詳細についてはこちらのプレスリリースに詳しいので合わせて参照いただきたい |
文: GDM編集部 池西 樹
OCZブランド: http://ocz.com/