キーワードは発光ギミックとスマホアプリ

勢いのある中華系企業のひとつ、Deepcoolブースには、ゲーミングカテゴリ「GAMER STORM」シリーズに属する新型CPUクーラー「Neptwin RGB」が披露されていた。

このモデルは、既存の「Neptwin」をベースに、ギミックを付け加えた改良版ともいえるサイドフロー型CPUクーラー。2つのヒートシンク”ツインタワー”に、120mm口径ファン2基を交互にマウント。6本のヒートパイプとアルミニウム製放熱フィンは、腐食防止と仕上がりの美しさを考慮したニッケルメッキ処理が施されている。ラウンド形状の冷却ファンに「X」のガードが装着する装飾以外、比較的よくあるタイプの製品だ。しかしトップ面に注目してみよう。

ヒートシンクのカバートップ面には「GAMER STORM」のロゴがあしらわれ、これが発光する。それもただの発光ではなく、別途コントロールボックスを接続し、スマートフォン専用アプリを操ることで、RGBカラーが変更可能。発色だけでなく、発光パターンも変更できるようになっている。

今回のCOMPUTEXでは、自作PCパーツとスマートフォンを連動させ、数値のモニタや、設定の変更、さらにカラーパターンを操作したりといった製品が目に付いた。

ちなみにDeepCoolによると、販売開始は7月から8月を予定。ただし、コントローラーボックスついては”検討中”とか。これを同梱せず、単なる発光のみとしてリリースする場合は、およそ69.99ドルが見込まれているそうだ。少々高い印象だが、ジャッジはいかに。
（Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 J0301a）

文： GDM編集部 松枝 清顕
Deepcool Industries： http://www.deepcoolglobal.com/