2016.06.05 12:15 更新
2016.06.05 取材
BitFenix Co. Ltd.(本社:台湾)の人気ケース「Prodigy」シリーズに、フルアルミ製の新モデル「Prodigy Pillow」が登場。Mini-ITXサイズのコンパクトモデルながら、内部アクセスを簡便化させたその機構とは?
国内でも人気のBitFenix製小型PCケース「Prodigy」シリーズに、Mini-ITXフォームファクタに対応する新作「Prodigy Pillow」が登場した。
トップ配置のグラフィックスカード。「Window」モデルでは、天板部が強化ガラスパネルになるため、グラフィックスカードが丸々確認できるようになる |
“Pillow”というネーミングからも分かる通り、枕型の緩やかな曲線を描いたデザインが特徴。筐体カラーはリビングにも違和感なく溶けこむつや消しブラックで、トップを強化ガラスに変更した「Window」モデルもラインナップ。HTPCやドレスアップケースとしても面白い。
水冷用ラジエターはスライド式のマザーボードトレイ表面に、電源ユニットは裏面にそれぞれ配置。実際に触ってみたがアクセスはとても簡単だった |
またコンパクトなPCケースというと内部アクセスにやや難があるものが多いが、「Prodigy Pillow」では、内部フレームをすべて後方に引き出すことができる「スライド方式」を採用。加えて、3.5インチホットスワップベイや、グラフィックスカードをトップアクセスとすることで、システム構築後のアップグレードも簡単に行えるよう配慮したという。
背面部にはホットスワップ対応の3.5インチベイを搭載。ツールレスでドライブを交換できる |
電源ユニットはSFXとなるが、拡張スペースは実測で約300mmを確保し、現行ほぼすべてのグラフィックスカードに対応。さらに140mmまでのCPUクーラーや、120mmサイズの水冷用ラジエターをサポートするなどハイエンド構成が可能。冷却についても筐体をアルミニウム製としたことで、放熱性が格段に向上しておりまったく問題ないということだ。なお正式リリースは年内予定で、価格は300ドル前後を予定している。
文: GDM編集部 池西 樹
BitFenix Co. Ltd.: http://www.bitfenix.com/