2016.06.05 15:00 更新
2016.06.03 取材
今年も新製品が盛り沢山だったCooler Master Technology(本社:台湾)のブースレポート第3弾は、新作オールインワン水冷「MasterLiquid Pro」シリーズをお届け。同社の開発陣が一から設計したという自信作を、画像を中心にチェックしていこう。
Cooler Masterが昨年より積極的に展開を進めている「Master」シリーズ。やはり花型とも言えるPCケースに注目が集まっていたが、新型オールインワン水冷キット「MasterLiquid Pro」シリーズもオモシロイ。
Cooler Masterの新作オールインワン水冷「MasterLiquid Pro」。そのキモとなるのが、この分離構造のウォーターブロック。もちろん実際には上下一体型で、内部が仕切られているだけ |
同社開発陣が一から設計したという自信作で、その特徴は何と言ってもウォーターブロックとポンプを分離させた“2層構造ヘッド”にある。
これは特に奇をてらったわけではなく、ポンプ部を受熱ベースから分離することにより、ポンプの過熱を防ぐのが狙い。これにより、ポンプ部の温度は常に低く保つことができ、従来モデルに比べて製品寿命は2倍に拡大できるという。さらにポンプもより静音・高流量のものが採用され、冷却性能・静音性とも改善されている。
銅製の受熱ベースにより暖められた冷却液が直接ポンプに触れないため、製品寿命を大幅に向上できるのがウリ | |
ウォータブロック部にはブルーLEDを内蔵。またラジエターのフィン形状もより放熱性の高いものに変更されているという |
製品ラインナップは120mmラジエターの「MasterLiquid Pro 120」と、240mmラジエターの「MasterLiquid Pro 240」の2種。開発はほぼ完了しており、順調なら8月より発売開始。価格はそれぞれ15,000円前後と17,000円前後になる見込みだ。
ラジエターサイズの違いにより2種がラインナップ。なおいずれも冷却ファンは2基付属される |
文: GDM編集部 池西 樹
Cooler Master Technology: http://www.coolermaster.com/