2016.06.06 11:17 更新
2016.06.06 取材
Elitegrpup Computer Systems(ECS 本社:台湾)ブースでは、人気小型PC「LIVA」シリーズの最新モデル「LIVA Z」を展示。新型SoC「Apollo Lake」を採用し、専用拡張ボックスによるインターフェイスの追加にも対応する。
高いコストパフォーマンスとオールインワン仕様による扱いやすさから、国内市場でも人気のECS「LIVA」シリーズ。COMPUTEXでは新モデルとして、Apollo Lake採用モデル「LIVA Z」が展示されていた。
筐体デザインはほぼ正方形のIntel NUCスタイルへと変更、厚さもギリギリまで抑えているということで、ECS「LIVA」シリーズではおそらく最もコンパクトに仕上げられているという。また組み込み向けでの採用例も多いことからギガビットLAN(Realtekチップ)をデュアル実装。さらにCOMポート×4と2.5インチベイを搭載する専用の拡張ボックスが用意される。
組み込み向けで要望が多かったCOMポート×4と2.5インチベイの拡張ボックスを用意。その他の機能についても要望が多ければ検討するとのこと |
冷却システムはパッシブヒートシンク方式で、メモリスロットはDDR3L-SODIMM×2、ストレージは32GBまたは64GBのeMMCが実装され、M.2 SSDスロットを標準装備。インターフェイスはUSB3.0×4(内1つはType-C)で、IEEE 802.11ac / b / g / n無線LANとBluetooth 4.0をサポートする。なお発売日や市場想定売価は現状未定。
実際には本体の底面パネルを外し、完全な一体型になる | 組み込み向けには、本体と拡張ボックスをアルミニウムケースに同梱した一体型モデルもラインナップ |
また製品の解説をしてくれた日本エリートグループ代表取締役岡山 偉信氏によれば、国内発売されるECS「LIVA」シリーズについては今後もファンレス・オールインワンを踏襲。基本的に完全無音動作を保証。さらにOSをプリインストールした完成品を必ず用意し、初心者でも購入してすぐに使えるシステムを目指していくとのこと。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 4F L0417)
「LIVA Z」のベースとなるマザーボード「APL-MINI」。USB3.0×4を備え、従来モデルより拡張性が向上している | |
基板裏面にはストレージ用と拡張カード用の2基のM.2スロットを搭載する |
文: GDM編集部 池西 樹
Elitegroup Computer Systems(ECS): http://www.ecs.com.tw/