2016.06.06 13:31 更新
2016.06.06 取材
Ducky Channelブースに間借りするように展示を行っていた、Vortexgear(本社:台湾)のコンパクトメカニカルキーボード「Barocco」(型番:MD600)に興味をそそられてしまった。この手の本格的な分離型モデルとしては、おそらく初登場ではないだろうか。
「Poker」シリーズを手がけるVortexから、注目のコンパクトメカニカルキーボードが登場。このサイズのメカキーとしてはかなり珍しく、左右分離形状のボディを採用している |
日本にもファンが多いであろう、コンパクトサイズのメカニカルキーボード「Poker」シリーズで知られるVortexgear。関連ブランドMISTEL発のプロダクトとして、左右分離型のメカニカルキーボード「Barocco」を準備中のようだ。
左右ユニットはmicroUSBで接続される有線キーボードで、それぞれは完全分離型。ピタリと並べて通常のキーボードとしても使用できるように、噛み合うような形状になっている | |
背面には、なんと5つのUSB端子を搭載。相互接続用とテンキー用のmicroUSB、ユニットとPCを接続するminiUSBを備える |
「Poker」ベースのコンパクトキーボードで、キースイッチにはCherry MXスイッチを採用。左右のユニットはそれぞれ個別にPCと接続する完全分離型であり、左右ユニット間はmicroUSBで相互接続する。さらに右側ユニットにはテンキー接続用のmicroUSB端子を装備、背面には合計で5つのUSB端子が並ぶ特異な仕様になっている。
ちなみに左右分離型は、肩幅をくつろげたフリースタイルで入力できることから、身体への負担が少ない。同様のメカニカルキーボードとしては「Matias Ergo Pro」などが知られているが、コンパクトモデルでこの仕様はきわめて珍しい。
肩幅をくつろげて、フリースタイルで打てるのが最大のメリット。底面には2段階のチルトスタンドを装備、好みの傾斜をつけることができる |
キーボード配列は、62キーもしくは63キーの英語配列。ユニークな機能として、右側のユニットに左側のキーを登録し、右側のみのスタンドアローン動作に対応するマクロ機能も搭載している。設定したマクロ機能は、内蔵するオンボードメモリに保存される仕様だ。
なお外形寸法はW295.5×D124.5×H39.5mmで、重量485g。ポーリングレート1,200Hz。カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップする。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 J0409a)
62 / 63キー配列のキーボードだが、マクロ登録を駆使した右側ユニットのスタンドアローン動作にも対応。ブースにはシリーズ専用のテンキーも展示されていた |
文: GDM編集部 絵踏 一
MISTEL: http://www.mistelkeyboard.com/