2016.06.06 15:31 更新
2016.06.06 取材
近頃ではコンパクトゲーミングPCにも注力しているMicro-Star International(本社:台湾)。今年のCOMPUTEXでは、VR対応のハイスペックゲーミングPC「Aegis」を展示し、多くの来場者の注目を集めていた。
多くのブースで体験デモが実施されたことからも分かる通り、今年のCOMPUTEXではVRに注目が集まった。そんなVR環境をより手軽に体験できるように開発されたのがMSIの小型ゲーミングPC「Aegis」だ。本体側面部を広く拡張カードスペースとすることで、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GTX 970まで対応。さらにフロント下部にはHDMI出力端子を備え、ヘッドマウントディスプレイを最小限のケーブルで装着できるよう配慮した。
本体側面部分をまるまる拡張カードスペースにすることで、ハイエンドグラフィックスカードを無理なく搭載 | |
電源ユニットは台座部分に収納。熱源を分離することで、高負荷時でも効率的な冷却ができるという |
またメンテナンス性にもこだわり、3.5インチドライブ×2、2.5インチドライブ×1はいずれも配線が不要なスワップベイ方式を採用。さらにメモリスロットやM.2スロットはマザーボード背面に配置するなど、分解や配線の手間を極力排除し、簡単にユーザーがシステムをアップグレードできるよう配慮した。
3.5インチベイはいずれもケージ式で、配線不要で増設できる | |
スリム光学ドライブはトップ前面部分に実装。また後方には差し込むだけで使える2.5インチベイを備える |
CPUの冷却は120mmラジエターのオールインワン水冷で、電源ユニットには容量350Wの80PLUS BRONZE認証電源を標準装備。さらにマザーボードやグラフィックスカードとは異なる台座部分に実装する分離構造により、冷却効率も最適化されており、長時間のゲームプレイでも安定した出力を提供し続けることができるとのこと。
フロントパネルのロゴは電源スイッチも兼ねている | フロント下部にはVR用のHDMI出力を搭載 |
CPUの冷却は120mmラジエターのオールインワン水冷を採用 | リアインターフェイスも豊富に用意されている |
主なスペックは、CPUがCore i7-6700またはCore i5-6400、チップセットはIntel B150で、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GTX 970 4GBまたはGeForce GTX 960 4GBを搭載。メモリはDDR4-SODIMM×2(2,133MHz / 最大32GB)、ストレージはM.2×1、3.5インチ×2、2.5インチ×2に対応する。なお発売は8月頃を予定している。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 M0810)
「Nightblade X2」(画像左)と「Nightblade MI2」(画像右)については国内発売が決定。詳細については判明次第お伝えする予定だ |
文: GDM編集部 池西 樹
Micro-Star International: http://www.msi.com/