2016.06.06 15:46 更新
2016.06.06 取材
RAIJINTEK Corporation(本社:台湾)が用意していた、もう1つのオールインワン水冷キット「CETUS」も忘れずチェックしておきたいプロダクト。これまで以上にキレイな発色やその魅せ方にこだわった、ドレスアップ志向の強い自信作だ。
RAIJINTEKが用意していた、もう1つのオールインワン水冷がこちらの「CETUS」。ウォーターブロックの設計を工夫し、より魅せる要素が強化されている |
完成度抜群な“ポンプレス水冷”の「Pumpless AIO」を披露したRAIJINTEKから、もう1つ製品化が予定されているオールインワン水冷が「CETUS」だ。ウォーターブロックのトップがフルスケルトンの“LEDドーム”と化した、魅せる要素満点のドレスアップ水冷として市場に投入される。
ウォーターブロックのトップは、クーラントの流動が視認できるリザーバーになっており、それを内部からLEDが照らし出すという設計。従来モデルの「TRITON」にもLEDは内蔵されていたところ、本製品では内蔵LEDが4灯に増強、発色もよりキレイになっているという。さらにポンプをボトムに完全分離、トップをドーム状のスケルトン仕様とすることで、実際に組み込んだ際の視認性が大幅に向上したというワケだ。
トップをプレートでフタしていた従来モデルとは異なり、フルスケルトン仕様の“LEDドーム”とした。組み込んだ状態でサイドパネルから眺めた場合、発光をより自然かつキレイに見るための構造だ | |
チューブが接続されるポンプ部分は下部に完全に移動するなど、従来から設計が変更された。なお内蔵LEDはホワイトで、付属の染色剤でクーラントを着色することもできる |
また、ポンプの出力も強化され、冷却パフォーマンスが向上。組込み精度も従来モデルから格段に上がっているとのこと。ラジエターサイズは、展示されていた240mmモデルのほか、120mmと360mmモデルをラインナップする。
そのほか、チューブには主流のゴム製ではなく、強度に優れ水漏れしにくいテフロン製チューブを採用。冷却ファンには、LEDリングを装備したPWM制御の120mmファンを搭載する。COMPUTEXブースでは複数カラーのLEDファンが展示されていたが、同社CEOのSteve Shih氏によれば「マルチカラー対応のファンを搭載したモデルも検討中」とのこと。発売時には、どういった仕様に固まるのだろうか。
チューブは強度や柔軟性に優れ、水漏れリスクの少ないテフロン製を採用。冷却ファンはLEDリング搭載モデルが付属する予定だが、こちらの仕様はまだ調整中のようだ |
そしてこの「CETUS」だが、発売時期や価格はいまだ調整中。ただしすでに国内での取り扱いもほぼ決まっているとのこと、そう遠からず店頭にやってくるかもしれない。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 J0104)
文: GDM編集部 絵踏 一
Raijintek Co Ltd: http://www.raijintek.com/