2016.06.07 12:29 更新
2016.06.07 取材
コンパクトPCの新たなプラットフォームとしてIntelが提唱しているMini-STX。SilverStone Technology(本社:台湾)ブースでは、このMini-STX規格に対応するケースが多数展示。マザーボードの登場に合わせて出撃の準備を整えていた。
いずれも基板サイズは同じだが、インターフェイスに違いがあるため、「VT01」のような一体成型のケースではメーカーごとのカスタマイズが必要になる |
ASRockやASUS、ECSなどが参入を発表し、新たなコンパクトPC向けプラットフォームとして期待されているMini-STX。SilverStoneブースでは、早くもこのMini-STX規格に対応するケースが数多く展示されていた。
SilverStoneでは、ASUS、ASRock、ECS、GIGABYTEなど主要メーカー向け製品を準備中。マザーボードさえ市場に投入されればすぐに販売が開始できるとのこと |
製品ラインナップは、筐体デザインの違いにより「VT01」「VT02」「VT03」の計3モデル。中でも「VT01」は各マザーボードメーカーに合わせたカスタマイズモデルで、ASUS向けのダークシルバー、ASRock向けのブラック、ECS向けのブルー、GIGABYTE向けのライトシルバーの4色がラインナップされていた。
「VT01」よりソリッドなデザインを採用する「VT02」。カラーはブラックのみ |
筐体素材に0.8mmのSECCを採用するファンレスモデルで、CPUクーラーは全高23mmまで、TDPは65Wまで対応。さらにマザーボードトレイ下には2.5インチシャドウベイが標準装備され、M.2スロット搭載モデルであればデュアルドライブシステムを構築できる。
こちらはエッジ部分をラウンド状にした「VT03」。本体カラーはブラック&シルバーの1色のみ |
外形寸法は、「VT01」がW155×H152×D65mm(1.53L)、「VT02」がW177×H162.3×D60mm(1.72L)、「VT03」がW174×H153×D65mm(1.73L)。販売開始時期についてはいずれも未定としながらも、対応マザーボードが登場すれば、すぐに市場に投入できるとのこと。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 I1009a)
文: GDM編集部 池西 樹
SilverStone Technology: http://www.silverstonetek.com/