2016.06.07 13:12 更新
2016.06.07 取材
質実剛健で硬派なイメージがあるSea Sonic Electronics(本社:台湾)が披露した、ゲーマー向けの電源ユニット「Air TOUCH」シリーズをご紹介しよう。背面にいかにも押したくなるRGBスイッチを装備、シチュエーションや気分(?)に応じてモードチェンジできるというモデルだ。
Sea Sonicから発表された、ゲーマー向けの電源ユニット「Air TOUCH」。そのゲーマー好きするカラーリングもさることながら、やはり背面で点灯中のスイッチが目立つ |
Sea Sonicが今年のCOMPUTEXに合わせて持ち込んだ新モデルが、ゲーマー向けを謳う電源ユニット「Air TOUCH」シリーズ。ブラックとレッドを配色したいかにもなカラーリングを採用、その最大の特徴は背面に搭載した意味ありげなスイッチだ。
これは「Hybrid Digital RGB Fan Control」を作動させるためのスイッチで、ユーザーが好みに応じて冷却ファンの動作モードを切り替えることができるというもの。常時フル回転で動作する「Turbo Mode」(レッド)を筆頭に、「High Cooling Mode」(イエロー)、「Medium Cooling Mode」(グリーン)、「Low Cooling Mode」(ブルー)、「Silent Cooling Mode」(ホワイト)と、全部で5つのモードに対応。現在どのモードで動作しているかは、スイッチに内蔵されRGB LEDで判断できるというワケだ。
背面スイッチは、冷却ファンのモードをチェンジする「Hybrid Digital RGB Fan Control」を動かすためのもの。回転数はもちろん、負荷状況に応じた動作を切り替えることができる | |
いったいどのモードで動いているのかは、スイッチのカラーで把握できる。ただし目視するためには、マシンの背面を覗きこむのが必須・・・? |
80PLUS PLATINAM認証を取得した高効率電源ユニットで、ケーブルタイプはすべてを着脱式とするフルモジュラータイプを採用。“Silent”動作時には、負荷40%以下でファンを停止させるセミファンレス駆動にも対応する。
ギミック搭載の上質なゲーマー向け電源といったこのモデル。国内における取り扱いは、現在検討中とのことだ。
80PLUS PLATINAM対応のモデルで、ケーブルはフルモジュラータイプ。高品質なアルミ固体コンデンサの採用も謳われている | |
ブースで大々的に展示されていた、主力シリーズの「PRIME」。TITANIUMからGOLDまで、容量も550から1200Wまでと多彩なラインナップを誇る。 |
ちなみに実質的なブースの主役だったのは、1月にリリースされたハイエンドモデル「PRIME」シリーズだ。80PLUS規格はTITANIUM、PLATINUM、GOLDに対応、容量は550から1200Wまでと幅広いラインナップで構成されている。
TITANIUM認証モデルは、同様の製品では珍しい奥行き170mmサイズが特徴で、いずれもセミファンレス動作に対応。冷却ファンはおなじみの山洋製ではないものの、駆動時の静音性が従来から向上するなど、高品質なモデルが搭載されている。
もちろん国内向けの発売も予定されており、TITANIUMは7月、8月にPLATINUM、GOLD認証モデルは10月に発売される見込みだ。
(Nangang Booth No. Exhibition Hall 1 J0510)
「Air TOUCH」と同じデザインのメッシュ仕様で、背面にはセミファンレスモードのスイッチを搭載。ケーブルはこちらもフルモジュラータイプだ |
文: GDM編集部 絵踏 一
Sea Sonic Electronics Co., Ltd.: http://www.seasonic.com/