2016.06.16 11:24 更新
2016.06.16 取材
ディスプレイとしての表示機能に特化させた、シンプル仕様のウェアラブルディスプレイ「Vufine」がJan-gle秋葉原本店に入荷している。店頭価格は税抜38,800円で、在庫はごく少量だ。
「Google Glass」のように使用する、「J」字型のウェアラブルディスプレイ「Vufine」。ディスプレイ表示機能のみに特化した、極端なまでの割り切り仕様が特徴だ |
昨年にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で話題を呼んだ、米ベンチャー企業Vufineのウェアラブルディスプレイ「Vufine」が店頭にやってきた。「Google Glass」のように装着する片目タイプのデバイスだが、ディスプレイ表示機能のみに特化させた割り切り仕様を特徴とする。あえて機能を限定させたことで、ウェアラブルの表示機器としては異例の安値(キャンペーン価格149ドル / 通常価格199.99ドル)を実現。今回はその直輸入モデルが入荷したというワケだ。
HDMI接続したテレビやスマホの映像を表示する、ディスプレイ表示専門デバイス。右目の視界に最大11インチの仮想スクリーンを投影できる | |
メガネに装着して使用するデバイスで、テンプルに取り付けたマウンターとマグネットで合体する仕組み。脱着が容易な点も大きなメリットだ |
代表的な存在である「Google Glass」が、ディスプレイやカメラ、ワイヤレス通信機能など“全部入り”であるのに対し、「Vufine」はHDMIによる有線接続のディスプレイ機能のみを搭載。接続したテレビやゲーム機、スマートフォンなどの画面を右目に投影する。活用方法はアイデア次第といったところだが、スマートフォンと通信するドローンの空撮映像を表示したり、譜面を表示しながら楽器を演奏したりという使い方が想定されている。
ボタンは電源のみ、端子はHDMI入力と充電用のmicroUSBを装備。製品には日本語入りのマニュアルも同梱されている |
メガネのテンプルに装着した「Docking Station」と称するマウンターと、マグネットで合体する仕組み。製品には度なしメガネが標準で付属するほか、市販のメガネに装着することができる。
映像入力は720pに対応し、視線の10cm先に4インチ、28cm先に11インチの仮想スクリーンを表示することができる。なお、仮想スクリーンの解像度は960×540ドットで、最大輝度220 cd/m2、コントラスト比150:1、リフレッシュレート60Hz。内蔵バッテリーへの充電で動作し、最大90分間使用できる。
パッケージには、本体のほか度なしメガネやHDMIケーブル、microUSBケーブル、ポーチなどが同梱。なおポーチを見ると、製品出荷版ではなく「Kickstarter」出資者向けの初期出荷版であることが分かる |
文: GDM編集部 絵踏 一
製品情報(Vufine): http://vufine.com/
Jan-gle秋葉原本店: https://www.gdm.or.jp/shop/jan-gle/