2016.06.20 00:00 更新
2016.06.20 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、テクノハウス東映スタッフSさん所有のCPUクーラー。ヒートシンクが斜めに取り付けられている、サイズ「刀Cu」だ。
パソコンハウス東映の閉店で片付けに追われていたところ、古いCPUクーラーが出てきました。発売された当時も独特な形状が話題となったサイズ「刀」です。見つけたのは後継バージョン「刀Cu」で、今では貴重な銅製ヒートシンク採用モデルになります。
「刀Cu」。2006年2月発売で当時の価格は約3,600円。高さは138mmとコンパクトながら銅製ヒートシンク採用で重量は590gある |
なぜヒートシンクが傾いているのかは未だに謎ですが、当時の営業担当に「ヒートパイプの特性を考えると最適なんです」と力説された記憶があります。ちなみに「刀」シリーズは初代が2005年発売。今回の「刀Cu」は2006年発売。その後、「刀2」(2007年)、「刀3」(2009年)と続き、「刀4」(2012年)になると斜めヒートシンクはなくなり、傾斜型フィン構造なるものが採用されていました。
「刀4」登場からそろそろ4年。「刀5」の発売に期待したいところ |
「刀Cu」以外の「刀」シリーズは買った記憶がないので、銅製という点に引かれたのでしょう。ズシリと重量感があっていい感じ。当時の価格が3,600円ほどだったことを考えると、お買い得な気がします。
CPUクーラーも、昔のように奇抜なデザインが少なくなりました。なかなか差別化が難しいカテゴリーといえそうですが、サイズさんにはこれからもオリジナル系CPUクーラーの開発を積極的にすすめてもらいたいですね。
付属ファンコンにより92mm口径ファンの回転数を1,200~2,500rpm±10%で調節可能 |
文: GDM編集部 Tawashi
テクノハウス東映: https://www.gdm.or.jp/shop/tech-toei/
サイズ: http://www.scythe.co.jp/