機能盛りだくさんな全部入り仕様。スピーカー連動のアラート機能も

見た目はちょっと変わった形のUSBチェッカーといったところ。実は多彩すぎる数値の計測に対応、測定範囲もかなり広いというかつてない高機能モデルだった

もはやすっかり定番のアクセサリとなったUSB電流・電圧チェッカーの新モデルとして、かつてなく多機能な高性能版「USB Security Monitor」が発売された。付属のマニュアルは中国語のみとハードル高めな製品ながら、多彩な数値の計測に対応。測定可能な範囲もきわめて広く、見やすい有機ELディスプレイを搭載するなど、盛りだくさんな機能を備えている。

通常の電流値と電圧値のほか、積算電流値、接続時間、D+/D-信号の電圧値、チェッカー本体の温度、さらに接続機器の抵抗値に至るまでを計測可能。計測された数値は有機ELディスプレイにリアルタイムで表示、本体上のボタンを押すことで表示を切り替えることができる。

なお、ショップによれば「抵抗値はあくまで目安程度」とのことながら、設定画面（後述）で補正をかけることも可能。設定次第で正確な抵抗値に近い数値を表示させることができる。

通常の電流・電圧値や積算表示に飽き足らず、D+/D-の電圧値や温度、抵抗値なども計測可能。画面の表示は本体のボタンを押すことで切り替え、長押しすると積算の数値がリセットされる仕様だ
この手の製品では初かもしれない、有機ELディスプレイ搭載モデル。明るく視野角も広いため、角度をつけても視認性が損なわれない
	抜群に広い測定範囲も魅力で、電流値は最大5.1A、電流値は最大30Vに対応。QuickCharge 3.0/2.0機器の計測にも利用できる

計測可能な範囲は、電流値が0～5.1Aで電圧値が3.0～30V。かなり幅広い機器の計測に利用できるのが特徴で、「ケーブルやアダプタを自作することで、通常のUSB機器以外の計測にも使えるかもしれない」（ショップ）とのこと。

また、本体の設定ボタンを押しながら接続することで、設定画面に入ることができる。設定画面ではアラート機能が設定可能で、指定した数値を上回った（あるいは下回った）場合には、スピーカーから警告音が鳴るという仕組みだ。

ボタン長押しで入れる設定画面では、各種アラート機能の設定も可能。試しに上限を4.90Vに設定したところ、5VのUSB機器を接続しただけで警告音が鳴った

文： GDM編集部 絵踏 一
三月兎1号店： https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-1/