2016.07.04 00:00 更新
2016.07.04 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、先週に引き続きTSUKUMO eX.スタッフのMさん所有のコレクション。こちらも未使用で保管されていたZALMANのVGAクーラー「VF700-Cu」。今見ても斬新な扇型ヒートシンクデザイン採用の製品だ。
先週ご紹介したケース「OWL-PCBM-01(B)/300」に続き、なぜ購入したのか記憶にありません。まったく使った形跡がなく、おそらく扇型ヒートシンクデザインが気に入り買ったのだと思います。
扇型ヒートシンクの中央に80mm口径のファンを搭載する「VF700-Cu」 |
ZALMANの扇型ヒートシンクといえば、CPUクーラーとして販売されていた「CNPS7000」シリーズが本家ですが、「VF700-Cu」はその派生モデルといえるVGA版になります。当時はグラフィックスカードに標準搭載されていたリファレンスクーラーがしょぼかった。しかもよく壊れました。
同時発売の銅+アルミ製フィンの「VF700-ALCU」もラインナップされていた |
そこで流行っていたのがVGAクーラーの交換だったのですが、中でも人気のモデルが「VF700-Cu」だったというワケです。今思うと、Radeon派の自分はRadeon X1800あたりの交換用に購入したのかもしれません。もちろん当時のGeForceシリーズのほとんどに対応していたため、VGAクーラーとしては非常にヒットした製品でした。
付属品にはビデオメモリチップ用の小型ヒートシンクが付属 | RadeonやGeForceに対応するが、当時人気のMatrox製カードは非対応 |
今やVGAクーラーといえば各メーカーがしのぎを削る重要パーツ。DIY水冷以外のシーンで交換することもないですから、一層当時が懐かしいですね。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
ZALMAN: http://www.zalman.com/