2016.07.07 03:32 更新
2016.07.07 取材
壁のあちこちに何かが貼り付けられていたMagic Whiteboard Limitedブースの目玉は、社名そのまま「Magic Whiteboard(マジックホワイトボード)」。そしてその貼り付いていた物こそ、ホワイトボード的な使い方ができる自由なロールシートだった。壁さえあればOK、さぁ好きに書き込もうじゃないか。
Magic Whiteboardブースに貼り付けられていたシートこそ、同社の目玉品である“魔法のホワイトボード”そのもの。どこにでも貼れて、ホワイトボードのように書いて消すことができる |
壁さえあれば、何もない空間にアイデアを出し合えるホワイトボードが出現する。「Magic Whiteboard」とはまさにその名の通り、魔法のように壁に貼り付くシートのことだ。巨大なサランラップのようなパッケージにロール状に収められており、好きな長さを引き出して切り、そのまま壁面に貼り付けることができる。
光沢のある表面はホワイトボードと同様の特性があり、市販のホワイトボードマーカーなどで自由に書き込める。消して書き直すことができるのはもちろん、使い終わったら簡単にはがし、そしてまた貼り直すことが可能だ。なんとも不思議なシートといえる。
25枚入りシートのタイプもあるが、ロールタイプはサランラップのように好きなだけ引き出して切ることができる。あとは平らな面に貼り付けてならすだけだ | |
ホワイトボード的アイテムだけでなく、チョークを使って書きこむ“黒板モデル”もある。書き込みはウェットティッシュを使えばキレイに拭き取れるぞ |
その秘密とは、ズバリ静電気。「Magic Whiteboard」自体が静電気を帯びた状態で出荷されており、その力で平らな面に貼り付く仕組みになっている。シートが静電気を放出し切ってしまえば貼り付けることはできないが、担当者いわく「2年前に本社で貼り付けたシートがまだ使えている」ということから、かなり長い間静電気を保っていられるようだ。
基本的に平らな面であれば壁面の素材は問わないとのことで、壁や窓、ドアなど、およそどこにでも貼り付けることができる。
ちなみに貼り付ける面はキレイに整っている必要はなく、平らであればポスターや何かが貼られた上からでも貼り付け可能。シートが静電気を帯びているため、普通の紙をくっ付けることもできる | |
英国を中心に学校などでは知られた存在の「Magic Whiteboard」、携帯用ホワイトボード的な「Magic Notebook」シリーズなどの派生アイテムもラインナップしている |
ちなみにこの「Magic Whiteboard」は日本初上陸のアイテムだが、発売は10年前で欧州を中心に20カ国に出荷済み。世界各国ですでに100万個以上を売り上げているという、確かな実績を持っている。現在日本においても、代理店を求めて精力的に活動中だ。
また、派生アイテムも多数ラインナップしており、クリアタイプの「Magic Clearboard」のほか、黒板のようにチョークで書き込める「Magic Blackboard」というタイプもアリ。携帯できるホワイトボードといった風情の「Magic Notebook」、さらに「Magic Whiteboard」の付箋紙版といえる「Magic Cling Notes」といった、ノートシリーズも用意している。特に「Magic Cling Notes」はスグレモノで、色付きの表面は普通に書き込める紙で裏面がホワイトボード、さらに静電気で平面に貼り付けることもできる。国内の文具コーナーに並ぶ日も近いかもしれない。
携帯性重視なら、ページ数少なめで薄いモデルもアリ。紙とホワイトボード両方の特性をもった「Magic Cling Notes」は要チェックだ |
文: GDM編集部 絵踏 一
Magic Whiteboard Limited: http://www.magicwhiteboard.co.uk/