マスターパス1つでID・パスを一元管理。機能そのままに使い勝手が向上

抵抗膜式タッチパネルを備えた、小型のパスワード管理専用端末「ミルパス」の新モデル。膨大なIDやパスワードをマスターパス1つで管理することができる

株式会社キングジムが出展していたデジタル系アイテムの中でも、本日から新たに発売が開始される新プロダクトが「ミルパス」。先月にリリースが打たれたばかりの製品で、現代にあふれるIDやパスワードをまとめて管理できる専用の小型情報管理端末だ。

2012年に発売された初代モデルの後継にあたり、新たにタッチパネル液晶が1.5倍に拡大。本体収納式の専用タッチペンも大型化し、視認性と操作性が向上している。

2012年発売の初代から大画面化、さらに付属のタッチペンも大型化した。パスワード管理の機能本体はそのままに、端末の使い勝手が向上している

最大200件のID・パスワードを登録可能で、すべての情報を起動時に入力するマスターパスワード1つで管理できる仕組み。グループ分けやメモ登録といった詳細なデータ管理が可能なほか、セキュリティ性の高いランダムなパスワードを自動作成する機能も搭載。担当者いわく、「複雑な気分だが、情報漏洩のニュースが流れる度に大量の注文が入る」らしい。

ちなみに本体に保存されたデータは、専用のPCソフトを使用したデータ編集も可能。200件以上の登録や万一の紛失などに備え、バックアップをとっておくこともできる。想定売価は税抜6,000円だ。

登録したパスワードは、PCソフトで管理・バックアップが可能。新モデルでは処理能力も大幅に向上しており、データの読み込みは従来と比べ物にならないほど速い

A5サイズのノートPC「ポータブック」やOCR機能搭載の簡易翻訳機も

今年のブース展開でほぼ主役級の扱いだった、A5サイズの8インチノートPC「ポータブック」。コンパクトながらフルサイズピッチのキーボードを備えた製品で、今年の2月から発売が開始されている
折りたたみ式の「スライドアークキーボード」を採用することで、携帯性とフルサイズの快適な入力を両立。A5の手帳と同じサイズに収納することができる
こちらは今年の4月から販売されている、小型のワードリーダー「イミシル」。英和・和英、中日・日中など9種類の辞書を内蔵、カメラとOCR機能を利用して単語を翻訳できる
通勤時の寝過ごしを防いでくれる「めざましイヤホン」も展示中。振動モーターを内蔵したイヤホンとアラーム・タイマー機能により、音を鳴らさず振動で起こしてくれる

文： GDM編集部 絵踏 一
株式会社キングジム： http://www.kingjim.co.jp/