2016.07.11 00:00 更新
2016.07.11 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、TSUKUMO eX.からベテランスタッフのAさんが見つけたAMD製CPU「Athlon 64 X2 4400+」。マザーボードフロアのバックヤードから発見された代物だ。
先日、レジ裏のバックヤードを片付けていたところ、AMDロゴ入りのCPUケースが出てきました。昔のAMDは、専用ケースに入れたサンプル品をよく提供してくれたのですが、恐らくソレでしょう。さすがに中は空だと思いきや、出てきたのが「Athlon 64 X2 4400+」でした。
今やすっかり廉価版CPUという位置づけのAthlonですが、当時はAMDの大看板。Intel「Core 2 Duoシリーズ」対抗のCPUとして、多くのユーザーに愛されていました。Socket939版のAthlon 64 X2シリーズは、マザーボードがそのまま流用できた点も大きかったですね。
「Athlon 64 X2 4400+」。Socket 939対応のデュアルコア、クロック2.2GHz、2次キャッシュ1MB×2、TDP89W |
「Athlon 64 X2 4400+」のOPNを確認すると「ADV4400DAA6CD」。こちらは、TDPが110Wから89Wに下がった新リビジョンの4400+で、当時は60,000円ほどの高価なCPUでしたが、よく売れた事を覚えています。そもそもAthlon 64 X2が“真のデュアルコア”と呼ばれていた人気の時代で、ライバルのIntelと互角に性能を競いあっていました。AMD派にとってはいい時代でした。
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
AMD: http://www.amd.com/ja-jp