2016.07.18 00:00 更新
2016.07.18 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回ご紹介するのは、ツクモデジタル.ライフ館スタッフTさん所有のグラフィックスカードMatrox「Millennium」。今から20年以上前、1995年発売の製品だ。
以前ご紹介したIntelの第2世代CPU「Pentium 200」に続き、今回も「PC-9821 Xv20」に搭載されている懐かしのグラフィックスカードをご覧頂きたいと思います。Millenniumと聞いて反応される人は相当な古参。AMD(ATI)もNVIDIAも敵わない、自作PC創成期の大人気グラフィックスカードブランドです。
PCI対応の「Millennium」。今でも動作に問題はないという | |
懐かしい“MGA”の文字。メモリはSAMSUNG製だった |
「Millennium」は記念すべき初代モデル。ビデオチップに「MGA-2064W」を搭載していました。今回持ってきたのはNECのPC-98向けに出荷されたOEMモデル。ちなみに、ビデオメモリは4MB。2MBの下位モデルも用意されていました。
ちなみにこの後、「Millennium G200」「Millennium G400」など、”グラフィックスカードといえばMatrox”、という時代が来ます。当時のPCパーツショップでは、グラフィックスカードは国内正規代理店版と並行輸入版が販売されており、「中身は同じなのに、日本語パッケージ版が高すぎる!」と文句を言いいながら見比べていました。今となっては懐かしい思い出です。
文: GDM編集部 Tawashi
ツクモデジタル.ライフ館: https://www.gdm.or.jp/crew/2016/0530/164158
Matrox: http://www.matrox.com/jp/