2016.08.01 00:00 更新
2016.08.01 取材
自作派たちの周りで発掘された、懐かしのPCパーツを紹介する「懐かしのPCパーツ図鑑」。今回は、2005年にThermalrightから発売されたトップフロー型CPUクーラーの人気モデル「SI-120」を取り上げる。ベテランユーザーから譲り受けたというTSUKUMO eX.スタッフIさん所有の懐かしパーツだ。
ThermalrightやPROLIMA TECHといったクーラーメーカーの製品が大好き。入手できるとなれば、なんとしてもコレクションに加えたい。そんな中、最近手に入れたのが「SI-120」。Thermalright全盛の2005年に発売された、トップフロー型CPUクーラーです。
「SI-120」は「XP-120」の後継品で、ヒートパイプの角度と高さを調整し、CPU周りのクリアランス確保が特徴でした。先輩から譲り受けたのですが、状態もよく作りも丁寧。最近のCPUクーラーと比べても全く見劣りしませんね。この時代のThermalrightが「一番よかった」という声も多く聞かれますが、なるほど納得の仕上がりです。
ヒートパイプ+アルミ製スタックドフィンの構成は軽量ながら高い冷却性能を発揮した |
このシリーズは「XP-120」から始まり、「SI-120」から「SI-128」になり、6mm径ヒートパイプ5本から8mm径ヒートパイプ4本へ変更。さらに大口径140mmファンが搭載可能な「AXP-140」へと進化していきました。また、実物にお目にかかった事はありませんが、銅製の「XP-90C」というモデルもあったようです。今ではありえない全銅製のCPUクーラー。マイコレクションに是非とも加えたいのですが、美品をもっている人、どこかにいませんかね。
ファンは付属せず、別売りのリブ無し120mm角ファンを装着して使用する |
文: GDM編集部 Tawashi
TSUKUMO eX.: https://www.gdm.or.jp/shop/tsukumoex/
Thermalright: http://www.thermalright.com/