2016.08.03 18:40 更新
2016.08.03 取材
次世代フォームファクタMini-STXに対応するコンパクトベアボーンキット、ASRock「DeskMini 110」のサンプルがドスパラ パーツ館に入荷。今週5日(金)の発売を前に、一足先に画像でチェックしておこう。
Intelが新たに提唱する5インチ角(約127mm)の次世代フォームファクタMini-STXに対応するコンパクトベアボーンキットASRock「DeskMini 110」のサンプル品が、5日(金)の発売に先駆けドスパラ パーツ館に入荷した。
本体サイズは一般的なATX電源ユニットとほぼ同等。別売のVESAマウンタを使えば液晶ディスプレイ背面に実装することもできる |
現在コンパクトベアボーンキットと言えば、Intel NUC(または相当)を使用した製品が主流だが、いずれも省電力CPUを採用するためハイエンドデスクトップPCに比べるとややパフォーマンスが物足りないのも事実。さらにCPUが直付のため、後からアップグレードする手段がないという欠点があった。
マザーボードトレイはケースから完全に取り外すことができるため組み込みも簡単に行える |
一方、「DeskMini 110」では一般的なLGA1151ソケットを搭載し、TDP65WまでのデスクトップCPUに対応。CPUクーラーもパッケージ付属のリテールクーラーをそのまま流用できる。さらにマザーボードの交換もサポートされ、パーツさえ提供されれば、プラットフォームの変更にも対応できるのは大きなメリットだ。
リテールクーラーがそのまま利用できるように高さが調整されている |
主なスペックは、チップセットがIntel H110、メモリスロットがDDR4-SODIMM×2(最大32GB)、ストレージはUltra M.2(32Gbps)×1、2.5インチSATA3.0(6Gbps)×2で、拡張スロットは通信用M.2(E Key / 2230)×1を備える。
ストレージはUltra M.2×1、2.5インチSATA3.0(6Gbps)×2に対応。2.5インチドライブは基板裏面に装着する仕組み | |
2.5インチドライブは付属の専用コネクタで接続する |
フロントインターフェイスはUSB3.0×1、USB3.0 Type-C×1、ヘッドホンジャック×1、マイクジャック×1。リアインターフェイスはUSB3.0×1、USB2.0×1、ギガビットLAN×1(Intel I219V)、HDMI×1、DisplayPort×1、D-Sub×1。電源は120WのACアダプター駆動で、外形寸法は、W155×D155×H80mm、容量は1.92L。
グラフィックスカードの増設ができないため、3系統のディスプレイ出力を備えるのは嬉しいところ。バックパネルは通常のマザーボードと同じく交換することができる | |
AcBel製120W ACアダプタが付属。3pinミッキータイプの電源ケーブルも同梱される |
なおアキバではドスパラ パーツ館の他、パソコンショップアーク、オリオスペック、パソコン工房秋葉原BUYMORE店でも8月5日より発売予定。価格はいずれも税抜15,600円前後となりそうだ。
アキバ各店では予定通り8月5日より発売開始。価格はいずれも税抜15,600円前後 |
文: GDM編集部 Tawashi / 池西 樹