2016.08.26 13:19 更新
2016.08.26 取材
PCエンジンをDVI変換して現行の液晶ディスプレイに接続できる、720p対応のDVI変換ユニット「うーぱーぐらふぃくす」が今日から発売。取り扱っているのは三月兎1号店で、店頭価格は税抜35,800円だ。
1987年にNECから発売された、往年の人気ハード・PCエンジンが高画質で蘇る!背面の拡張バスに接続、無改造でデジタル出力できる「うーぱーぐらふぃくす」がいよいよ発売だ |
4月から店頭にて展示デモが行われて話題を呼んでいた、PCエンジンのDVI変換ユニット「うーぱーぐらふぃくす」の製品版がいよいよ発売。現行の液晶テレビへの出力時に画質が劣化してしまう、マニア泣かせの難点を解決。DVI-Dから720pの高画質でデジタル出力できるという、ファン待望の変換ユニットだ。
PCエンジン背面の拡張バスから、アナログ変換前のデジタル映像信号(color RAM address と dotclock)がネイティブで出力されている仕様を利用した、narukoさんが手がける同人ハードウェア。本体の拡張バスをそのまま使用するため、無改造で誰でも手軽に導入できるのが魅力だ。
ゲーム機では珍しい、映像中間信号の外部出力を利用した初の製品。店頭では展示デモや事前予約が行われており、ショップによれば「かなり多数の予約申し込みがあった」とのこと |
基本は店頭でデモされていたサンプルと仕様は同等で、拡張バスで接続していたセーブ用外部メモリ(バックアップブースターなど)の互換機能も搭載。FeRAM採用により電池不要でデータの恒久的な保持が可能なほか、側面のUSB端子でPCと接続してRAMのデータを読み書きすることもできる。
なお、拡張バスを占有する関係上、同じく拡張バスで接続する「CD-ROM2」は使用不可。ICカード型カートリッジ「HuCARD」のゲームタイトル専用となる。
文: GDM編集部 絵踏 一
三月兎1号店: https://www.gdm.or.jp/shop/usagi-1/